今のようにダウンロード版が存在しなかったファミコン時代のゲームは、カセットの入ったゲームパッケージを見るだけでテンションが上がったもの。誕生日やクリスマスに欲しかったゲームを贈られ、そのとき初めて見たパッケージが忘れられないという人もいるのではないだろうか。
そこで今回はファミコンの人気RPGの中で「一番好きなパッケージ」に関するアンケート調査を実施。ファミコンのリアルタイム世代である40代から50代の男性200名に当時の人気RPGのパッケージを見てもらい、一番印象に残っている「好きなパッケージ」を答えてもらった。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)
■ドラクエでもFFでもない「もう1つの名作RPG」
まず第3位(得票率:12.5%)に支持されたのは、ハドソンから発売された『桃太郎伝説』(1987年10月発売)。昨年、Nintendo Switchで最新作が発売されて大ヒットした『桃太郎電鉄』のもとになった作品でもある。
そのパッケージは“桃”を連想させる色鮮やかなピンク色。箱の前面には同作のキャラクターデザインを務めた土居孝幸氏によるコミカルタッチの桃太郎たちが生き生きと描かれ、その背後にはおどろおどろしい鬼ヶ島もあった。
この『桃太郎伝説』のパッケージが一番好きという人からは「この箱はよく覚えている」(45歳・男性)、「キャラの絵が好き」(49歳・男性)、「可愛いパッケージでお気に入りだった」(53歳・男性)、「今の桃鉄も好きだけど、この頃のイラストは印象深い」(40歳・男性)といった声が寄せられている。