■ブロッケンJr.が強すぎて使用禁止のルール?

 錚々たるメンツを押さえて堂々の第1位(10.5%)に輝いたのは『キン肉マン マッスルタッグマッチ』。

 今では当たり前となった2人対戦を初めてコンセプトにした作品で、キン肉マンやテリーマン、バッファローマンやウォーズマンなど8人の選手の中から2名のタッグを作って戦う格闘ゲームの元祖。簡易なコマンド入力や、ミート君の投げる光る玉を受け取ることで各キャラに設定された固有必殺技も使うことができるという革新的な内容。システムおよびグラフィックは当時からしても決してレベルの高いものではないが、原作人気の高さや分かりやすい操作方法のおかげでミリオンヒットを達成した名作。アンケートでは「友達とトーナメント表を作って遊びまくった」(40歳)、「投げ系のキャラで勝つとうれしい」(47歳)などなど数多くの思い出が寄せられた。

 そのほか「ブロッケンjr.が反則だったような」(39歳)、「ブロッケンのガスが強力だった」(40歳)といった、キャラの使いやすさについての懐かしいコメントも。ブロッケンjr.の固有必殺技は同作唯一の飛び道具である毒ガス殺法で、一度受けるとビリビリとしびれて連続で食らってしまうハメ技的必殺技。ブロッケンと戦う際は、命の玉を取らせないよう立ち回る必要があった。

『ドラゴンボール』や『聖闘士星矢』など原作ものが多いバンダイだけに、4位以下にもさまざまな人気作への票が集まった今回のアンケート。また少数ではあるが、「マットを持ってました」(43歳)、「テレビ番組が好きで買ってもらった記憶があります」(40歳)と、バンダイが発売したマット型コントローラーのファミリートレーナー専用ゲーム『ファミリートレーナー 突撃!風雲たけし城』への票も寄せられた。

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