『桃鉄』を生んだ偉大なゲームメーカー!「ハドソン」のファミコン“一番好きだった”ソフトランキングの画像
画像はハドソンのファミコンソフト『チャレンジャー』『ボンバーマン』『迷宮組曲』『高橋名人の冒険島III』『SUPER桃太郎電鉄』『ドラえもん』『プーヤン』(編集部撮影)
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 ある世代よりも上の人であれば、「買わなきゃハドソン」というキャッチフレーズに聞き覚えがあるだろう。かつて、ハドソンというゲームメーカーが存在した。『桃太郎伝説』『チャレンジャー』『高橋名人の冒険島』『サラダの国のトマト姫』『迷宮組曲』などなど、ファミコン黎明期に数々の名作でヒットを飛ばし、多くの子どもたちに愛されたメーカーだ。

 昨年11月に最新作『桃太郎電鉄~昭和 平成 令和も定番!~』が発売され、累計販売本数250万本(ダウンロード含む)の大ヒットを記録している『桃太郎電鉄』シリーズももともとはハドソンの作品。ハドソンは2012年3月にコナミデジタルエンタテインメントに吸収されたため、最新作『桃太郎電鉄~昭和 平成 令和も定番!~』はコナミからの発売となっているが、『桃鉄』と聞いて「ハドソン」の名前を思い出した人も少なくないはず。そこで今回は、「ハドソンのファミコンソフトで一番好きだったのは?」というアンケートを実施。対象は30代から40代の男性300名。すなわち「買わなきゃハドソン」のCMをリアルタイムで見ていた世代だ。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)

■ちくわと鉄アレイ

 第3位に入ったハドソンのファミコンソフトは『忍者ハットリくん』(8.7%)。累計出荷本数150万本の大ヒット作である。

 藤子不二雄A氏による同名漫画を原作としたこのゲームの主人公は、もちろんハットリくん。ぱっと見は典型的な横スクロールアクションだ。実際にプレイしてみると……ハットリくんの操作性にかなり難がある。忍者なのになんだか鈍重で、ジャンプ力もいささか弱い。しかも、彼の投げる手裏剣のリーチはかなり短い(敵の手裏剣のほうがよく飛ぶってのはどういうわけだ!?)。したがって、ゲームの難易度は高め……どころか、恐ろしく難しい。今回のアンケートでも「鉄アレイが避けられなかった」(30歳)、「難しい」(35歳)といったコメントが目立った。

 ステージの終わりに井戸があり、毎回ハットリくんの親父さんが出てきて大量のちくわを投げるボーナスゲームが用意されている。ただし、ちくわに混ざって鉄アレイも飛んでくるので調子に乗ってはいけない。せがれを殺す気か!

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