■対戦格闘ゲームの元祖?

 第2位(10.8%)は「対戦格闘ゲームの先駆け」と名高い『イー・アル・カンフー』(1985年)。

 まだ「コマンド入力からの必殺技」という概念はなかったものの、十字キーとABボタンを組み合わせることにより、さまざまな攻撃を繰り出すことができたアクションゲームの名作。のちに多くのヒット作を生み出してきたコナミの、ファミコン参入第1弾ソフトでもある。

 今の目から見ると当たり判定がかなりシビアで、「なんで今の攻撃が無効なんだ!?」と叫びたくなるような場面も多々ある。が、そのあたりもゲームを面白くしていることは確かだ。攻撃が簡単に当たらない分、1発1発の確実性が問われる。棒使いのWANG、素早い動きで火の玉を吐いて攻撃するTAO、鎖使いのワンショルダー・CHEN、お団子頭の女拳法師LANG、空を飛ぶ巨漢のMUと5人の強敵と戦っていく。今回のアンケートでは、「鎖のボスと最後のボスが強かった」(43歳)、「終わりが見えなかったゲームだった気がする」(42歳)、「格ゲーの元祖的作品だと思います」(40歳)といった声を集めた。

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