今も全世界のRPGファンを魅了する『ファイナルファンタジー(FF)』シリーズ。もはや説明不要のビッグタイトルだが、同シリーズの敵キャラはどこか憎めない、何となく「人間臭い」感じがするのも特徴で、登場する敵キャラによるセリフの数々を今でも覚えているという人も少なくないのではないだろうか。そこで今回は30代から40代の男性200名を対象に「FFシリーズで一番好きな敵キャラ」についてアンケートを実施。さっそく3位から1位までランクインしたキャラを紹介したい。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)
■名ゼリフとともに知られる敵キャラ
まず全体の12.0%の票を集めて3位にランクインしたのは、『FF4』に登場するゴルベーザ。
1991年7月発売のFF4は、スーパーファミコン用のシリーズ初のタイトル。ファミコンからスーファミになったことにより、ゲーム内の演出がより精緻になった。ボリュームが増した世界観、出会いと別れを繰り返す味方キャラ、目をつぶればいつでも思い返すことができる壮大なBGM。それらは新型ハードが可能にした技術でもあった。
主人公・セシルはバロン王国飛行艇師団「赤い翼」の隊長だったが、ゴルベーザはセシルが辞任した後に隊長になった謎の魔導士。要は主人公の後任だが、実はこのゴルベーザはバロン王国を背後から操っていた人物……。この先のどんでん返しについては書かないが、作中の名ゼリフもあり大人気のゴルベーザ。今回のアンケートでは下記のようなコメントつきで票を集めた。
「洗脳され悪事をして、後にそれに悩み苦しむという人間味があるところが好き」
「出現するシーンがかっこいいから」
「“いいですとも”などセリフのカッコ良さと、セシル想いなところ」
「ゴルベーザ様は最高にかっこいい!四天王も好き」
なおニンテンドーDSリメイク版では声が割り当てられているが、ゴルベーザの声を担当したのは俳優の鹿賀丈史氏。従って、このリメイク版ではミュージカル『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャンのような声(というより、バルジャン本人の声)のゴルベーザを拝むことができる。