■子どもたち憧れの頭脳の持ち主

 続いて第3位(8.0%)にランクインしたのは、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の両津勘吉。

 1976年から2016年まで『ジャンプ』で連載され、コミックス全200巻におよぶ「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」として、ギネス世界記録に認定されている『こち亀』。物語は基本的に1話完結。作者・秋本治氏自身の趣味に関するマニアックな話を扱う回も多く、社会の流行や時事問題を皮肉るような内容の数々は、『こち亀』を読めば当時の社会の流行が分かると言われるほど。

 そんな『こち亀』の主人公・両津勘吉は巡査長という立場にもかかわらず金儲けが大好きで、荒稼ぎをするための悪知恵は天下一品。遊んでばかりだと大原部長からは説教を受けがちだが、中川いわく「先輩の脳はすごい」そうで、コミックス49巻収録の「両さんの受験勉強の巻」では猛勉強の末、有名大学の試験クラスの問題でほぼパーフェクトの正解率を叩き出したこともある。

 選んだ人からは「頭がいい人しか考えつかないようなことをするから」(40歳・男性)、「知識量が半端ないから」(37歳・男性)、「発想力が天才」(33歳・女性)、「少年の自由な心のまま大人になった感じ」(49歳・女性)という意見が寄せられた。

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