『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』(1988年2月10日発売)が今日で発売から33年、『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』(1990年2月11日発売)が明日で発売から31年目を迎える。いずれも30年以上も前にリリースされた伝説的なファミコンソフトだが、現在も『ドラクエ』シリーズは各方面で大人気。そこで『ドラゴンクエスト』シリーズの記念すべき日にちなんで、今回は『ドラクエ』シリーズのボスキャラクターにまつわるアンケート調査を実施した。
10代から40代の男女300名を対象に、過去に発売された『ドラクエ』シリーズのラスボス&裏ボスのビジュアルをチェックしてもらい、「見た目から一番強そうに感じたボス」をリサーチ。ビジュアルだけで選ばれた「最強のボス」は、いったい誰なのかをランキング形式で紹介しよう。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)
■もっとも売れたナンバリングタイトルのラスボス
第3位(10.7%)にランクインしたのは、『ドラゴンクエストIX 星空の守り人(ドラクエ9)』(2009年7月発売)の最終ボス「堕天使エルギオス」。ニンテンドーDS用として発売されたシリーズ9作目で、全シリーズを通してもっとも売れた(約437万本)タイトルに登場したボスだ。
同作は携帯ゲーム機の特性を活かし「すれちがい通信」で宝の地図を他のプレイヤーに受け渡しすることが大流行。レアなモンスターが多数出現する、通称“まさゆきの地図”と呼ばれる地図は、当時のプレイヤーの間で大人気だった。
そんな『ドラクエ9』のラスボス「堕天使エルギオス」とは、もともと天使だったエルギオスが神や人間に裏切られ、闇に堕ちた姿。第一形態では悪魔のようなツノを持っているが、かろうじて顔や髪には天使だった頃の面影が残っている。
しかし、第二形態では完全に悪魔のような姿に。全身がまがまがしい緑色になり、翼には不気味な瞳のような模様が出現。もはや美青年だった天使の片鱗はなくなり、ラスボスにふさわしい邪悪な風格がデザインに現れていた。
そんなエルギオスを選んだ人の理由としては「顔が怖い」(39歳・女性)、「ボスにしてはスリムだけど強そう」(32歳・男性)、「初期のボスに比べてスタイリッシュで良い」(37歳・女性)といったコメントが寄せられている。