「CSMオルタリング」即完売の争奪戦!今振り返りたい『仮面ライダーアギト』の魅力の画像
画像は1月28日に発売となった『仮面ライダーアギト』大人向け玩具「CSMオルタリング」公式サイトより(C)石森プロ・東映

 2001年1月28日に第1話が放送された『仮面ライダーアギト』(テレビ朝日系)が、今年で20周年を迎えた。『アギト』は、平成仮面ライダー第2作目として制作され、日曜朝8時の時間帯にもかかわらず視聴率は最高視聴率13.9%、番組平均視聴率11.7%を記録。この記録は、平成ライダーシリーズ最高記録である。

 主人公の津上翔一を演じた賀集利樹や、不器用ながらも誠実な刑事・氷川誠を演じた要潤のデビュー作としても知られており、特に要は現在もYouTubeチャンネルで当時の共演者やスタッフとの対談企画を行ったり、撮影の裏話をしたりと、『アギト』に思い入れの深い様子を見せている。

 賀集もまた、SNSで「アギト」について言及したり、2019年には『仮面ライダージオウ』で久々にアギトに変身する姿を見せて、視聴者を大いに興奮させたのは記憶に新しい。

 そんな『アギト』は、放送当時になりきり玩具の変身ベルトももちろん発売されている。公式設定では『オルタリング』という名称だが、分かりやすさも兼ねて『トリプルフラッシュDX変身ベルト』という商品名で売られており、当時の人気商品となった。

 その後、続々と新しい仮面ライダーが放送され続け、「平成ライダー」のブランドが確固たるものになると、バンダイから完全受注限定販売の大人向け変身ベルト『コンプリートセレクション(CS)』、後続企画の『コンプリートセレクションモディフィケーション(CSM)』が発売。安全面や予算、当時の技術力の都合で省かれた機能を取り入れ、俳優の新録ボイスなども収録されている、特撮ファンにはたまらない夢のようなベルトだ。

 ところが、高い人気を誇っていたにもかかわらず、2000年の『仮面ライダークウガ』から09年の『仮面ライダーディケイド』までの「平成一期ライダー」10作品で唯一、『アギト』の変身ベルト「オルタリング」のみ、これまで大人向けベルトとしての商品化がされていなかった。

 そんな状況が長年続いていたが、『アギト』第1話放送からちょうど20周年を迎えた2021年1月28日に、満を持して『CSM オルタリング』が発売された。主人公・津上翔一を演じた賀集利樹がバンダイ公式YouTubeチャンネルのスペシャルムービーで「撮影しているときと同じ感じ」と評するほどに精巧に作られたこのベルト。当時の名シーンを再現するためのLEDやBGM機能、赤外線センサーで返信音が鳴るなりきりシステムを採用し、そして賀集本人による撮り下ろしボイスも収録されている。まさにロマンの結晶だ。

 しかし、予約開始時間の午前11時を迎えた瞬間、サイトはサーバーエラーを起こしてしまうほど混み合い、争奪戦となった。あっという間に完売してしまい、21年9月発送分の予約は締め切り。後日、2次予約を行うと告知されている。

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