1月27日に発表された「第44回日本アカデミー賞」の優秀アニメーション作品賞に『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が選出。3月19日の授賞式で発表される最優秀賞の有力候補と言っても過言ではない。まさに大旋風を巻き起こしたアニメ『鬼滅の刃』の映像のクオリティの高さは言うまでもないが、豪華声優陣による熱演も見逃せない要素のひとつ。そこで今回はアニメ『鬼滅の刃』の中で「もっともハマり役だと思った声優キャスト」についてリサーチ。10代から40代の男女300名を対象にアンケート調査を実施した。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)
■生殺与奪の権を他人に握らせるな
まず第3位(6%)に支持されたのは、冨岡義勇役を演じた「櫻井孝宏」。ふだんは無口&クールなイケメンキャラだが、アニメの要所で視聴者の心を揺さぶった熱いセリフを放っており、バツグンの存在感を見せつけた。
櫻井孝宏演じる冨岡義勇と言えば、やはりアニメ第1話で飛び出した「生殺与奪の権を他人に握らせるな」と叫ぶシーンが忘れられない人も多いはず。鬼になった禰豆子を殺そうとする義勇の前で泣きながら土下座をした炭治郎に言い放ったセリフだが、ここまで義勇が感情的に声を荒らげる場面は、その後のストーリーを通しても珍しい。
また第20話で、十二鬼月の「下弦の伍」累との戦いで窮地に追いこまれた炭治郎のもとに義勇が到着した際にかけた言葉も印象深い。義勇の「俺が来るまでよくこらえた」「あとは任せろ」というセリフは炭治郎に淡々と語りかけているようで、これ以上ない安心感を与えてくれる水柱の頼もしさがにじむ演技が素晴らしかった。
そんな冨岡義勇役の櫻井孝宏を挙げた人からは「まさに義勇さんにピッタリの声」(17歳・女性)、「第1話の義勇と炭治郎のシーンが響いて作品にハマった」(26歳・女性)、「あまりしゃべらなくても、時々ものすごくカッコいい言葉を残してくれる」(27歳・女性)、「他の声優さんは考えられないくらいベスト」(32歳・女性)、「真顔で“俺は嫌われてない”というシーンが好き」(28歳・女性)といったコメントが寄せられていた。