■映画化が発表された「スラムダンク」
続いて第2位には、1990年10月から1996年6月まで約6年連載された井上雄彦氏のバスケ漫画『スラムダンク』がランクイン(14.7%)。
赤髪ヤンキーの主人公・桜木花道が、同級生の赤木晴子に一目惚れしたことがキッカケでバスケをはじめ、ズブの素人から全国レベルの選手にまで成長する姿を描いた同作。物語が佳境を迎えた1995年、96年には日本のバスケ人口も増え、バスケットボール協会が発表する「競技者登録数」は100万人を超えてピークに。五十嵐圭選手をはじめ、同作をきっかけにバスケを始めたと公言する選手も多い。最近の『ジャンプ』では古舘春一氏によるバレー漫画『ハイキュー!!』がコミックス累計発行部数5000万部を超えるヒットを記録したが、今回のアンケートでは、90年代の伝説的スポーツ漫画を子ども世代にも読んでほしいという人の投票が多かった。
連載開始から30年たった今も根強いファンが多い『スラムダンク』。そんな同作について、1月7日に作者の井上雄彦氏がツイッターを更新し、「【スラムダンク】映画になります!#slamdunkmovie」と新作アニメ映画の制作を発表。1993年10月から1996年3月まで放送されたテレビアニメは神奈川県大会までで、全国編は描かれていない。今回の映画化発表を受け、ツイッターでは「豊玉高校」「山王工業」など全国大会の様子をスクリーンで見たいという声が広がった。映画の前に原作の魅力を再度振り返ってみるのもよさそうだ。