1月6日深夜、桜井海氏による同名コミックが原作のドラマ『おじさまと猫』(テレビ東京系)の放送がスタートした。草刈正雄演じる主人公の孤独なおじさま・神田冬樹と売れ残りのブサイク猫・ふくまる(声・神木隆之介)の心の交流を描くハートフルストーリーは早くも「泣ける」「癒される」と大評判。SNSでも盛り上がりを見せている。
ドラマだけでなく、アニメにも動物をメインで取り扱う作品は多い。そこで今回は「動物がメインで出てくるアニメと聞いて思い浮かぶものは何か?」というテーマで10~40代の男女300人に調査。また回答者には、作品の魅力について語ってもらった。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)
■アシベ、けもフレが3位に
まず、第3位に選ばれたのは9.7%の人に支持された『少年アシベ』。森下裕美氏によるゴマフアザラシの赤ちゃんであるゴマちゃんと、小学1年生の芦屋アシベたちの交流を描いたシュールなギャグマンガが原作で、1991年にアニメ『少年アシベ』が、翌年には『少年アシベ2』が放送された。また、2016年から2019年まで『少年アシベ GO!GO!ゴマちゃん』というタイトルで声優を一新した新作テレビアニメが放送された。
『少年アシベ』を選んだ人たちはマスコットキャラクターとしては珍しいアザラシのゴマちゃんに夢中だったようで、とにかく「ゴマちゃんがとてもかわいくて癒やされたから」(31歳・男性)、「小さい頃よく観ていた。ゴマちゃんを触りたかった」(37歳・女性)、「ゴマちゃんが、キューキュー言っているのがかわいく、とても印象に残っているから」(44歳・男性)とゴマちゃんのかわいらしさを絶賛する声が多く寄せられた。
なお、『少年アシベ』は現在、小学3年生になったアシベたちを描く続編『小3アシベ QQゴマちゃん』が『漫画アクション』(双葉社)で連載中。ゴマちゃんの愛らしさも健在だ。
同票で3位にランクインしたのは『けものフレンズ』(9.7%)。同作は、2017年にテレビ東京系でスタートしたアニメオリジナル作品で、さまざまな動物が人間の姿になった「フレンズ」たちが暮らすジャパリパークを舞台に、自分が何の動物か分からない主人公の「かばん」たちの冒険を描く。オープニングテーマの「ようこそジャパリパークへ」が大ヒットし、俳優でミュージシャンの星野源やGLAYのHISASHIも同作のファンであることを公言している。
選んだ人からは「動物なのか人間なのか、分かんないけどかわいい」(17歳・男性)、「発想と着眼点がユニーク」(27歳・男性)、「ようこそジャパリパークを聞いていると元気が出るから」(24歳・男性)、「かわいい動物キャラものかと思いきや、後半で号泣するような展開になりそのギャップが面白かった」(39歳・女性)という声が集まった。
謎の中毒性に加えて、登場人物らが純粋で他者を否定しないところも高く評価されており、「サーバルちゃんたちが他者との違いに寛容なところが癒し」(37歳・男性)という声もあった。