ファミコン版『ドラゴンバスター』金色に輝くカセットに詰まった「2段ジャンプ」「兜割り」習得の記憶の画像
ファミコン版『ドラゴンバスター』(編集部撮影)
『ドラゴンバスター』懐かしのゲーム画面

 34年前の今日にあたる1987年1月7日、ファミコンソフト『ドラゴンバスター』がナムコより発売。同作は1985年にゲームセンターで大人気になったアクションゲームの移植作品となります。

 このソフトを語る上で忘れられないのは、やはりメタリックゴールドに輝くカセットのこと。ほかのファミコンカセットと比べると明らかにゴージャスで、見るからに特別感のある逸品でした。現在所持している『ドラゴンバスター』は長年遊んでいるうちに塗装がはげて多少くすんでしまいましたが、購入した当時はキラキラと輝いていて、まさに宝物でした。

『ドラゴンバスター』タイトル画面

 本作はドラゴンにさらわれたセリア姫を救出するため、主人公・クロービスが竜退治の旅に出るという王道のストーリー。アーケード版同様、サイドビュー視点のアクションゲームで、いくつもある分岐点を進みながらダンジョンを攻略していきます。

 ダンジョン内には複数の小部屋が存在し、「ルームガーダー」と呼ばれる中ボスが出現。撃破すると魔法が使えるようになるアイテムや回復アイテム、主人公を強化するための剣や盾、ダンジョン攻略に便利なユーティリティアイテムなどが手に入ります。

 そして『ドラゴンバスター』には本作特有のアクションがあり、それらを駆使しながら各ラウンドの最後に待っているドラゴンを討伐していくのが目的でした。

■画期的なジャンプアクションの元祖!

 現在はいろんなアクションゲームに採用されている「2段ジャンプ」という概念は、『ドラゴンバスター』が発祥とされています。これは通常のジャンプ中にもう一度ジャンプを行い、より高い地点に移動するというアクション。

 1段目のジャンプの頂点付近で再度ジャンプ操作を行う必要があり、当時は慣れないアクションということもあって、重要な場面でミスを連発。ダンジョン内にある段差や穴を飛び越えるのに失敗してイライラさせられた記憶があります。

 しかし、この2段ジャンプが使いこなせるようになると移動が快適になるだけでなく、最初の頃は行けなかったルートが選べるようになるので、かなり練習したテクニックのひとつですね。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4