■翌年にはNHK Eテレ版も放送となった『日常』
第4位は『日常』(6.3%)。あらゐけいいち氏による同名漫画が原作の、高校を中心とした不条理な「日常」を題材にしたシュールな作風で、京都アニメーションが制作を行った。
同作は2011年4月から9月にかけて全26話が民放で放送され、翌年2012年1月からは「日常 Eテレ版」として再編集された全12話がNHK Eテレで放送された。同作では前山田健一が作詞・作曲・編曲を務めたオープニングテーマ『ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C』『ヒャダインのじょーじょーゆーじょー』も話題に。この曲で前山田はヒャダイン名義で歌手としてメジャーデビューを果たし、彼の名がお茶の間でも人気になった理由の一つとなった。
選んだ人からは「京アニの隠れた名作」(38歳・男性)、「ゆるく見られるので癒しの時間」(30歳・女性)、「はかせがカワイイから」(29歳・女性)という声が寄せられた。
第3位は8.0%の人が選んだ『トリコ』。島袋光年氏原作で『週刊少年ジャンプ』で連載されていた同作は「食」をテーマとした異色のバトルマンガ。美食屋の青年トリコと料理人の小松が貴重な食材を求めて世界中を冒険するというストーリーで、アニメは2011年4月からスタートし、2014年3月まで全147話が放送された。
選んだ人からは「子どもが毎週見ていたから」(39歳・女性)、「日曜朝起きたらやっていて、なんとなく見続けていた」(37歳・男性)というコメントが。フジテレビ系の日曜朝に、子ども向けアニメとして3年という長期間で放送されていたこともあり、当時子育て期間だったという世代からの投票が目立った。