■後継機のデザインに魅了された3作品

 従来の主役機が交代する際、あとから登場する機体のほうが性能が上なのは当然ですが、デザイン面もスタイリッシュにグレードアップされるイメージがあります。私が思い出すのは『聖戦士ダンバイン』や『重戦機エルガイム』などでしょうか。

 もちろん各人の好みもあるので一概には言えませんが、個人的にはダンバインからビルバインに変わったときは、メカデザインのカッコよさや変形機構がついたことに感動した記憶があります(友人の反応はイマイチでしたが……)。

 またダンバインから乗り換えるシーンも斬新で、激戦の最中に運ばれてきた新型機ビルバインにショウ・ザマが空中で乗り換え、被弾したダンバインをその場に乗り捨てて戦場へと戻っていく場面は印象深いですね。

 ほかにも『重戦機エルガイム』でエルガイムからエルガイムMkーIIに代わったときも、全体的にスリムかつシャープなったMkーIIのデザインがとてもカッコよかった。

 そして忘れてはならないのが『機動戦士Zガンダム』。主人公・カミーユ・ビダンの序盤の機体はガンダムMk-IIでしたが、第21話「ゼータの鼓動」でアポリーが運搬してきたZガンダムが初登場。

 この21話で確認できたのは飛行形態「ウェイブライダー」の状態でしたが、22話で満を持してZガンダムのMS形態が公開。この回のCM前のアイキャッチ映像もガンダムMkーIIからZガンダムに変更されていて、これまでのガンダムタイプとは一線を画す洗練されたフェイスデザインに衝撃を受けた人も多いことでしょう。

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