第1作が1991年に発売されて以来、ゲーム史にその名を刻む名作RPG「聖剣伝説」シリーズの30周年記念プロジェクトの一環として、第4作目「聖剣伝説 Legend of Mana」がアニメ化。『聖剣伝説 Legend of Mana -The Teardrop Crystal-』(以下『聖剣伝説LoM-TC-』)として、大好評放送中。
本作の主人公・シャイロと対を成す、もう一人の主役がセラフィナだ。彼女を演じる早見沙織にインタビューを敢行し、役へのアプローチを聞いた。
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「精神的な大人っぽさは意識しました」
ーー本作でシャイロが旅の途中で出会う少女・セラフィナ役として出演されていますが、役に対してどんな印象をお持ちですか。
まず「聖剣伝説 Legend of Mana」という作品自体、長く、多くの方に愛されてきた作品なので、そのアニメに声で参加させていただけるということだけですごく光栄で嬉しいことだと思いました。セラフィナはもう一人の主人公というか、独特の立ち位置のキャラクターで、ゲームだと男女の主人公どちらか一人を選んで進めるわけですが、今回はアニメなので、彼女がどういう役回りになるのかは気になりました。
ーー演じてみて、どのようなキャラクターだと思われましたか。
性格としては心優しくて、明るく可愛らしい感じの女の子ですよね。アフレコの時に実際に音響監督からご説明いただくところもありましたが、序盤においては朗らかで、登場してすぐシャイロともぐいぐい仲良くなっていくんです。そこは収録含めて、親しみやすいキャラクターとして作っていきました。
ーー音響監督、あるいは監督から、どんなディレクションがありましたか。
基本的なキャラクターのイメージや声に関しては、私の芝居に「そのままで大丈夫です」とおっしゃっていただけました。あと記憶に残っているものだと、可愛らしい感じではあるんですが、シャイロよりちょっと大人の部分があるというお話をいただきましたね。その年齢の感覚、精神的な大人っぽさは意識しました。その絶妙な感じは都度、調整していただいたところもあります。