ヒプマイディビジョン別ライブオレンジに彩られた熱狂の2日間!オオサカ・ディビジョン“どついたれ本舗”公演 DAY2レポート!の画像
Photo by:粂井健太

楽曲のみならず、コミック、ステージ、ゲームアプリやアニメなど、様々なアートフォームを通して、カルチャーシーンのなかで大きな注目を集め続けている音楽原作キャラクターラッププロジェクト「ヒプノシスマイク –Division Rap Battle-」。そして9月3日から2023年1月まで全国各地で行われる「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-8th LIVE 《CONNECT THE LINE》」は、初のディビジョン別ライブとして開催。

3人ずつのキャラクターを擁する、イケブクロ・ディビジョン、ヨコハマ・ディビジョン、シブヤ・ディビジョン、シンジュク・ディビジョン、オオサカ・ディビジョン、ナゴヤ・ディビジョンという6ディビジョンごとに、ワンマン形式でのライブを2DAYSずつ展開する。

今回は、10月1日、2日の2日にわたり、大阪・大阪国際会議場(グランキューブ大阪)にて行われた、オオサカ・ディビジョン“どついたれ本舗”のライブ「8th LIVE 《CONNECT THE LINE》to “どついたれ本舗”」の2日目の様子をリポートする。

 

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ディビジョンカラーのオレンジが煌々と会場を染め上げる

 

Photo by:粂井健太
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会場に詰めかけたファンが手にするリングライトが放つ、“どついたれ本舗”のディビジョンカラーであるオレンジ色の光一色に染められ、“どついたれ本舗”のワンマンであることを視覚としても強烈に感じさせられるこの日。更にライブスタート前の会場には、ヒプマイのライブのDJを務めているDJ U-ICHI(HOME MADE家族)の手掛ける、“どついたれ本舗”のメンバーである白膠木 簓(CV:岩崎諒太)、躑躅森 盧笙(CV:河西健吾)、天谷奴 零(CV::黒田崇矢)のソロ楽曲がDJミックスされた音源がBGMとして流れ、その期待を更に高めていく。

そして会場の明かりが落ちると、DJ U-ICHIのDJプレイ、「ディビジョン・ダンス・バトル」のパフォーマンスに続いて、“どついたれ本舗”のメンバーが登場。「自称・詐欺師」という役柄の黒田はファーの付いたコートという出で立ち、教師という役柄の河西はジャケット、お笑い芸人という役柄の岩崎はビーチの風景が描かれたスーツのセットアップという、それぞれのキャラクターに沿ったファッションで、オーディエンスにその存在感をアピールした。

 

Photo by:粂井健太
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ライブは、音源ではヒプマイメンバーが総登場する「Survival of the Illest +」「ヒプノシスマイク -Glory or Dust-」「Hang out!」の3曲を、オオサカ・ディビジョンのメンバーのみが歌う形でメドレーで披露。そして1日目のゲストとして登場したCreepy Nutsが制作した「あゝオオサカ dreamin'night」(作詞:R-指定/作曲:DJ 松永)、現在の大阪ヒップホップを代表するグループである梅田サイファーの手掛けた「なにわ☆パラダイ酒」(作詞:KBD、KZ、KOPERU/作曲:Cosaqu)へと展開した。

「『秋の夜長に、よう名が轟く』、お笑い芸人の白膠木 簓役の岩崎諒太です」「『そのちゃんと聞いとるんか!』、躑躅森 盧笙役の河西健吾です」「『身の安全なら俺が保証してやるよ』、天谷奴 零役の黒田崇矢です」とそれぞれのキャラクターに則った挨拶で会場とライブビューイング、そしてABEMAでの配信を見るオーディエンスに挨拶する3人。そして「オオサカは皆さんを笑いの渦に巻き込みます!」という岩崎の言葉どおり、軽妙な会話を交わす“どついたれ本舗”。そこからもヒプマイにおけるこのディビジョンの独特の立ち位置を感じさせられる。

MCに続いて、ライブは各メンバーがソロを取るセクションに。河西の柔らかなヴォーカルと、メロウな楽曲に合わせて振られる会場のリングライトが波のように揺れる「Own Stage」(作詞:蛭間大地/作曲:蛭間大地・maeshima soshi)。黒田の深く響く声とタイトなラップ、ど派手なサウンドが印象的な「FACES」(作詞:Amon Hayashi/作曲:DirtyOrange・Amon Hayashi)。大阪を代表するヒップホップクルー「韻踏合組合」のHIDADDYが作詞を手掛け、岩崎の明るいラップと、ALI-KICK制作の軽妙なトラックが絡み合う「Tragic Transistor」(作詞:HIDADDY/作曲:ALI-KICK)など、それぞれのキャラクターを強く表現していく。また「Tragic Transistor」では白膠木 簓と躑躅森 盧笙が過去にコンビを組んでいたというストーリーに添って、岩崎と河西が漫才を演じ、その後ろで呆れた顔の黒田というパフォーマンスでも曲を彩った。

 

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