伊東健人と中島ヨシキによる音楽ユニット・UMake。1月29日に神奈川県県民ホールで行われたのは、彼ら初の主催ライブ、その名も「U&Make Live Fes 1st」だ。一夜限りのライブは現地はもちろん、生配信も敢行されて大盛況! その記念すべき第1回目のUMake主催フェスのライブレポートをお届け。
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異色のヒップホップバンド・AFRO PARKERとUMakeが夢のコラボ!
開幕と同時に登場したのは7人組のヒップホップバンド・AFRO PARKER。平日は全員が会社員という異色のグループだ。軽快なノリでいきなり会場を一つにまとめ上げたのは1曲目の『Halation』。そして、日常の苦悩や葛藤を巧みに織り交ぜた『After Five Rapper ~SHACHIKU REQUIEM~』に突入。『Paper City』ではMC・弥之助、wakathug(ワカサグ)がダウナーな陶酔感たっぷりで、韻を踏みあげる。新曲『朝陽に溶けるまで』では「大丈夫、大丈夫」の歌詞のリフレインでは観客が手を振る温かいコール&レスポンスも。
MC・弥之助の声でUMakeの二人が登場し、楽しげにトークを交わして、『Cosmic Dance』。中島ヨシキのソロラップや、伊東健人が早いBPMのリリックにも追随し、AFRO PARKERの多層なサウンドと見事な化学反応を起こす。大きく手を振り、7人とともに疾走感あるナンバーを歌い上げた彼らの表情は、眩しい限りの笑顔だった。
AFRO PARKERはユーモアたっぷりなラップを展開!
伊東&中島、オーイシマサヨシが挑む!怒涛のキー下げ無しの男性ボーカルで『けもフレ』OP曲!
「どーもー」といういつもの挨拶でパフォーマンスを繰り広げたのは、オーイシマサヨシ。シンガーソングライター大石昌良としても活動し、アニメファンに圧倒的な人気を誇る彼は、コロナ禍のライブに新しい形を提案。Twitterで「#UmakeFes」を投稿した観客を、リアルタイムでフォローしていく宣言。まさに、彼らしい大胆な盛り上げ方で、実際Twitterはオーイシの名とフェスのハッシュタグで溢れていた。
オーイシマサヨシとUMakeのコラボも。
MCではユーモラスな彼だが、その声を聞けば、ギャップに驚く他ない。前向きな力強いメッセージと圧倒的歌唱力で魅了する『インパーフェクト』から、アニメ『A3!』へ楽曲提供した『MANKAI☆開花宣言』まであっという間。5曲目にはUMakeを呼び込み、オーイシが「ライブにのけ者はいないですから…」と呼び水を差すと、UMakeの二人が「原曲のキーを下げていただくのは忍びなかったです」(伊東)、「会場が森っぽくなってきましたね」(中島)と語り合う。オーイシの「今夜限りのスペシャルセッション!」の声で始まったのが『ようこそジャパリパークへ with UMake』。アニメ『けものフレンズ』のオープニングを飾った女性ボーカル曲を、原曲キーでパワフルかつ、可愛く歌う三人には、もはや見惚れるのみ。オーイシやUMakeのアドリブも炸裂した贅沢な一曲となった。
圧倒的歌唱力でパフォーマンス!
二人が舞台裏に下がると、オーイシはアコースティックギターを抱えて、ラスト曲『君じゃなきゃダメみたい』へ。「UMakeじゃなきゃダメみたい!」と叫び、ハイトーンボイスと変幻自在な曲調で、オーイシの本領を発揮した。