テンポを重視した会話劇を意識した(花江)

高校生たちの青春模様を演じるにあたって、花江は「高校生になりたての年齢なので、会話は反射でしゃべる感じといいますか、ニュアンスよりもテンポを重視したシーンが多かったので、そこを気をつけました」とコメント。梶も、「日常会話のテンポに高校生らしさを反映できるように意識しつつ、そうしたシーンがあることでシリアスなシーンがより際立つと思うので、そのあたりを意識しました」と言葉のテンポについて言及した。そして村瀬は、「2人が10代の半ばくらいのお芝居をされているなかで、自分はすごく子どもっぽいところやすごく大人っぽい部分がある役でしたので、その部分を悩みながらやっていました」と語った。ヒロインを演じた花澤は、「周りがまだ夢とかを見つけられていない中で、チボリちゃんはカメラという自分にとって大事なものを持っている子なんです。なので周りよりはちょっと大人っぽい感じを意識しました」と自身の役柄について話した。


花江、梶、村瀬の3人は一緒にアフレコをしたということで、「3人の会話が重なりまくっていて呼吸を合わせるのが難しいシーンが多かったです。お2人と一緒にリズムを合わせながら作っていきました」と花江がエピソードを披露。梶と村瀬も「濃厚なお芝居の掛け合いを3人でやらせて頂けたのは貴重な経験でしたね。あとトトはツッコミポジションみたいなところがあったので、後半、声を枯らしていました。それくらい、エネルギッシュな現場でした」、「自分のセリフを見失いがちでした(笑)、2人のテンポに追いつくのが大変で、花江さんと梶さんは水を得た魚のようにやっていくから“いいなぁ”と (笑)。すごく引っ張ってもらった感じです」とそれぞれアフレコ時の裏話を明かした。

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