新アニメ『進化の実』で下野紘×稲田徹の対談が実現!(後編)下野が明かす自らの進化は「叫び声」にアリ!?の画像
「声優MEN VOL.20」の表紙を飾る下野紘と稲田徹

いじめられっ子だった高校生の柊誠一が、異世界に転移し、思わぬ能力を手にしていくアニメ『進化の実~知らないうちに勝ち組人生~』が放送中。現在発売中の「声優MEN」最新号 Vol.20では、同作を徹底特集! 主人公の誠一役を演じた下野紘と、彼が異世界で出会うヒロイン・サリア(進化前)を演じ、さらには海パンのギルドマスター・ガッスル役も務める稲田徹。笑いの絶えなかった二人のロングトークから、今回は対談後半の一部をピックアップした。 


掛け合いの中で見出したお互いへの信頼感


Q.お二人でがっつりと掛け合いをしてみて、お互いの印象は変化しましたか。
下野 稲田さんが演じるサリアがとにかく可愛く思えて、なんの不安もなく、誠一を気持ち良く演じることができましたし、ガッスルの存在感もまったく別のものとして表現されているので、技術に裏打ちされたテンションのバリエーションを使いわけるのが本当にすごいな、と。
稲田 嬉しいです。僕はこの作品では、下野くんのリアクションを基準にして演じていたので、相思相愛ですね(笑)。
下野 僕としては2話までの掛け合いで稲田さんに引っ張ってもらった感覚があります。見た目はゴリラでも、ヒロイン然としてくれていたので、誠一はそれに素直に乗っかって振り回されれば良かったので、本当に楽しい現場です。
稲田 下野くんが笑ってくれているのを横目で見て、“これで間違いないんだな”と思えました。すごく安心しましたね。
下野 稲田さんって、すごくおもしろくて可愛らしい人なんだなということを、今回のサリアで再認識しました。
稲田 ありがとう。でも「可愛らしい」なんて、僕がヒロインとして絡まないと出てこない感想かもしれないね。
下野 確かに(笑)。
稲田 僕は僕で、下野くんを見ていてすごいなと感じることが多いんです。『鬼滅の刃』の現場で一緒になったときも、“こんな芝居は下野くんしかできない!”と感じていましたし。でも今回の誠一も、とくに序盤はそれに匹敵するくらいの芝居でした。あらためて下野紘という役者の懐の深さと魅力を、特等席で見ることができて、僕としても充実した現場を過ごさせてもらっています。
下野 それは僕も同じですよ。


人間として、声優としても進化する二人


Q.タイトルの「進化の実」にかけまして、最近、“進化したな”と感じたことを教えてください。
稲田 僕はつい最近、プロレスのリングに上がったんです。本番の少し前から練習をしていたんですけど、これが大変で。頭の中ではいろいろとやりたいことのイメージがあったんですが、当然のことながら実際にやってみると全くできないんですよね。それでも練習を続けるうちに、最低限ではありますけど、だんだんと教えてもらった動きができるようになってきて、人間として新しいスキルを身に付けることができたので、これは立派な「進化」だなと感じました。日常生活では一切使うことはないとは思うんですけど(笑)、プロレス自体は続けていきたいという意欲も芽生えました。
下野 それで言えば、僕はここ数年で「裏声で叫ぶスキル」を習得しました。誠一もそうなのですが、近年はとくに叫ぶセリフのキャラクターを演じさせていただくことが多いんです。
稲田 (笑)。やっぱり。下野君の叫びを一度聞いたら、やらせてみたくなるスタッフは多いだろうね。それくらい絶品だから。
下野 ありがとうございます!

 

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この後、下野が語る自身の「進化」の本質とは…。絶賛放送中の『進化の実〜知らないうちに勝ち組人生〜』対談の続きは、発売中の「声優MEN Vol.20」をチェック!


<INFORMATION>
発売中の「声優MEN」(双葉社)最新号では、テレビアニメ『進化の実〜知らないうちに勝ち組人生〜』を大特集。表紙&巻頭特集として下野紘、稲田徹のロングインタビューを掲載! ぜひ全国のアニメイト、書店などで。

 

『進化の実~知らないうちに勝ち組人生~』
原作:美紅(双葉社 モンスター文庫)
キャラクター原案:U35
監督:奥村よしあき
キャスト:下野 紘 花澤香菜 稲田 徹 井上麻里奈 西尾夕香 西本りみ 南條愛乃 日笠陽子 新井里美 久保ユリカ 他
制作:HOTLINE
テレビ東京、BSテレ東、AT-Xにて放送中、dアニメストア他にて配信中
shinkanomi-anime.com

© 美紅/双葉社・「進化の実」製作委員会