バトルモノや冒険モノの漫画には極悪非道な敵役がつきもの。『週刊少年ジャンプ』(集英社)の名作と呼ばれる作品には多種多様な極悪キャラが登場し、読者に強烈なインパクトを与えてくれた。今回は、そんな「極悪キャラ」にスポットを当てたアンケート調査を実施。10代から40代までの男性読者300名を対象に「印象に残っている極悪非道キャラ」の名前を挙げてもらったので、トップ3をランキング形式で紹介していこう。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)
まず第3位(9.3%)にランクインしたのは、荒木飛呂彦氏の『ジョジョの奇妙な冒険』に登場した「ディオ・ブランドー(DIO)」。パート1「ファントムブラッド」とパート3「スターダストクルセイダース」では最悪かつ最強の敵として描かれている。
高い知性と美しい容姿を兼ね備えた一見優等生だが、とんでもない野心の持ち主。自分の思い通りにならないと納得できずに激高。どんな悪事も平気な顔で実行できる、冷酷で狡猾な青年だ。
石仮面の力によって人間を辞めたディオは吸血鬼に……。自らの傷を癒やすために殺した人間の数を聞かれた際、ディオが「おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?」と涼しい顔で返したシーンは印象的だった。個人的にはジョナサン・ジョースターの愛犬を生きたまま焼き殺した場面も強烈な記憶として残っている……。
そんなディオを選んだ人からは「自分のことだけを考える生っ粋のナルシスト」(17歳・男性)、「許せない悪行ばかりをしてきたから」(31歳・男性)、「第一部の極悪非道ぶりと、第三部のザ・ワールドでの最強ぶりが印象深い」(39歳・男性)といったコメントが寄せられている。また、中には「ディオは名言が多すぎて、違った意味でも忘れられない」(28歳・男性)といった意見もあった。