■白熱のゲーム対決には観客もドキドキ!

 続いては、公式大会でのゲーム実況解説やYouTubeでの配信が人気の「のぴ」氏を解説ゲストに招いてのゲーム対決。キャストは自分が演じているキャラクターを使い実際にゲームをプレイし、ステージ上のモニターではリアルタイムでその様子が映し出された。皆が真剣な眼差しでゲームを見守る中、一撃入ったり攻撃をうまくかわしたりするたびに客席からは大きな拍手が巻き起こった。

 19日昼夜公演・20日昼公演では一度も勝利できなかったというサバイバーチームだが、この日の一試合目では、ようやく3逃げで初勝利。続く二戦目もギリギリのところで引き分けとなり、見事商品の焼肉食事券5万円分をゲット。ハンターチームは初の罰ゲームとして一発芸を披露するなど、会場は大いに盛り上がった。

 そして最終戦では、ハンター最高段位である7段という強者で、Episode2ではポストマン役で出演することが決まっている俳優の鈴木遥太が「ヒュドラのポストマン」として登場。のぴ氏もサバイバー側としてプレイに参加しキャスト陣の精鋭たちと共にレベルの高い一戦を繰り広げた。

 大盛り上がりのイベントも終盤に差し掛かり、最後はEpisode3の主題歌『生きて』『acclamation』に合わせてキャスト陣がダンスを披露。客席は色とりどりのサイリウムと応援うちわで満たされ、会場が一体感で包まれた。

 イベント終了後は、一部キャストによる規制退場の誘導も。最後まで『Identity Ⅴ STAGE』らしい楽しさにあふれたイベントとなった。

 ふだんはステージ上でキャラクターとして芝居をするキャストたちが楽しそうにトークやゲームをしたり、素の表情がかいま見える場面もあったりと、ファンにとっては貴重な機会となった今回のファンイベント。まさに「大感謝祭」の名にふさわしいお祭り騒ぎとなったようだ。

 なお、今回のイベントの様子が完全収録された『Identity Ⅴ STAGE 大感謝祭』のブルーレイが2021年5月28日に発売されることも決定。Episode2の公演にブルーレイ発売にと、まだまだお祭りは続きそうだ。

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