10月16日に公開され絶賛上映中の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は、公開から31日で観客動員1750万5285人、興行収入233億4929万1050円を記録。日本での歴代興行収入ランキング第4位の『君の名は。』が記録した約250億3000万円を超える勢いを見せている。
『鬼滅の刃』の魅力といえば、ストーリーの重みや迫力あるアクションなど枚挙にいとまがないが、濃すぎるほどに個性的なキャラクターたちも作品を支える大きな要となっている。今や世界が注目している人気作なだけに、世間では実写化の噂も絶えずSNS上でも日々キャスト予想が行われている。そこで今回は、もし『鬼滅の刃』が実写化したら、主人公・炭治郎の宿敵である鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)は誰が適任かについて、10〜40代の男女300人にアンケート調査を行った。もちろん漫画・アニメの実写化はハードルが高く、回答者の多くからも「実写化は無理だと思う」(38歳・男性)、「実写化はしないでほしい」(30歳・女性)といった意見も上がったが、「この人なら」という熱い声も上がった。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)
■大河の撮影で実現は無理?
無惨といえば、残虐非道な性格で炭治郎の妹・禰豆子を鬼に変えた張本人。ラスボスながら物語序盤から登場しており、その展開は読者に大きな衝撃を与えた。一方で、ときには妻子持ちの青年に、ときには美女や少年に姿を変え人間としても生活を送るという謎に包まれた一面も持っており、下弦の鬼を一度に解体させた回では、ネット上で「パワハラ会議」と呼ばれネタにされるなど、人気も高いキャラである。
まず、全体の11.3%の支持を集めて第3位となったのは小栗旬。
多くの実写化作品に出演し、アニメファンからの信頼も厚い小栗。実写化作品の代表作としては『銀魂』の坂田銀時役や『花より男子』の花沢類役があげられる。やる気のなさそうな三枚目の役や正統派イケメン、果ては狂気をはらんだ役まで変幻自在の魅力を見せる小栗は、カリスマ性があり圧倒的な強さを持つ無惨も納得のいくクオリティで演じてくれそうだ。
選んだ人からは「どんな役もこなせそうだから」(24歳・女性)、「悪役が似合うから」(30歳・男性)、「オーラがある。鬼殺隊に絶望を与えそう」(28歳・男性)という意見が寄せられた。なお、小栗は2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で北条義時役として主演を務める。『鬼滅の刃』の実写化が大河の撮影時期に重なると、出演は厳しいか……?