アニメ『鬼滅の刃』伝説の神回“ヒノカミ”炭治郎と禰豆子、そして家族の絆を演出した「竈門炭治郎のうた」の画像
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 現在公開中の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は、11月9日の時点で興行収入は204億円を突破。14日からは「来場御礼入場特典」の配布も始まり、まだまだ勢いは衰えそうにない。芸能界にも大きな影響を及ぼし、連日いろんな芸能人が「鬼滅コスプレ」を披露するなど、こちらも盛り上がりを見せている。

 そんな『鬼滅の刃』の最大の魅力は、作者の吾峠呼世晴氏が紡ぎ出した壮大で感動的なストーリーにあるのは間違いない。連載が始まった頃から『週刊少年ジャンプ』の読者の間でたびたび話題にはなっていたが、その時点では世間一般の人まで知っているようなメジャー作品ではなかったのは事実だ。

 そして2019年4月、テレビアニメが放送開始。ufotable制作のアニメーション映像は、深夜アニメのクオリティを超越しており、従来の鬼滅ファンだけでなく、多くのアニメファンにも衝撃を与える。同時に作品の知名度を大きく引き上げ、吾峠呼世晴氏の描く『鬼滅の刃』の世界観を愛するファンをたくさん生み出すことにつながった。

 そのテレビアニメの全編を通して、SNSなどでもっとも反響が大きかったのは、やはり第十九話「ヒノカミ」というエピソードだろう。

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