『週刊少年ジャンプ』(集英社)での連載開始からまもなく26年を迎える鳥山明氏による国民的人気マンガ『ドラゴンボール』。原作の終了後も『ドラゴンボールGT』や『ドラゴンボール超』といったアニメの新作が放送され、2018年に公開となった劇場版アニメ第20作『ドラゴンボール超 ブロリー』は世界累計興行収入が1億ドルを突破。今なお、世界中のファンを魅了し続けている。
『ドラゴンボール』といえば肉体と肉体のぶつかり合いや、“気”の力による戦いを描いていくバトルマンガで、主人公・孫悟空を始めとしたキャラクターが放つ、迫力満点の「必殺技」も大きな見どころだ。そこで、今回は『ドラゴンボール』に登場した「最もかっこいいと思う技」についてアンケート調査を実施。30代~40代の男性300名を対象としたリサーチの結果を、ランキング形式でご紹介したい。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)
※以下、本編でのネタバレを含みます
■戦闘力1300超え!ピッコロの魔貫光殺砲
全体の11.0%の人に支持され第3位にランクインしたのは、ピッコロの必殺技である「魔貫光殺砲(まかんこうさっぽう)」。ピッコロは、悟空の道中に立ちはだかっていた初代・ピッコロ大魔王が最後に産み落とした子ども。もともとは敵として、天下一武闘会にあらわれ悟空と死闘を繰り広げたが、後に悟空たちの味方をするように。さらには悟空の息子・孫悟飯の教育を買って出るなど、頼もしい味方の一人となる。
「魔貫光殺砲」は額に二本指を当てて気を溜め、超強力な螺旋状の光線を放つ必殺技で、初登場は地球に降り立った悟空の兄・ラディッツを倒すために使用された。当時の悟空のかめはめ波の戦闘力は924だったが、ピッコロの魔貫光殺砲はこれをはるかに超える1330。ラディッツもおののくほど高い数値だったが、一方で、最大まで力を溜めるまでに時間を要するのが弱点。そのため悟空は、ピッコロが気を溜めるまでラディッツを羽交い締めで押さえつけ、自分ごと魔貫光殺砲で貫けと言い放つのだった。
ラディッツ戦は「主人公の死」という意外な展開によって読者にインパクトを与えることに。ピッコロがその後、残された悟飯を厳しく育て、もう1組の親子のような絆が芽生えたことを考えると、物語上でも大きな意味をもつ必殺技だったと言えるだろう。今回のアンケートでは「最もマネしてみたい技のポーズ」(39歳・男性)、「戦闘力の概念が出た初めてのバトルで、かめはめ波より強いことにしびれた」(41歳・男性)、「まっすぐな光線にとぐろを巻く魔貫光殺砲がデザイン的にも一番かっこいいと思う」(43歳・男性)といった意見が寄せられた。