■やっぱり悟空といえば…「かめはめ波」！
２５.３％と圧倒的な支持を集め、１位に輝いたのは「かめはめ波」。悟空の師匠である亀仙人がもともと使っていた技で、両手のひらにエネルギーを溜めて一気に放つというものだ。シンプルながらも『ドラゴンボール』を代表する技として有名であり、幼い頃に真似をしたという人も多いかもしれない。今回のアンケートでは「かめはめ波一択」（３５歳・男性）、「かめはめ波のポーズを生み出した鳥山明は天才」（３８歳・男性）、「子どもの頃にかめはめ波を練習した。本当に気が出そうなポーズ。かっこいい！」（３７歳・男性）といった意見が集まった。
使い手は悟空だけでなく、クリリンやヤムチャ、孫悟飯や孫悟天なども使用。また味方キャラだけでなく、セルや魔人ブウといった敵キャラも使ったことがある。派生技も多く、逆に打って反動を利用して体当たりをしたり、かめはめ波を曲げてみたり、足で打って空を飛んだりと、悟空の自由な発想を連想させるいろいろなパターンが描かれた。また、よく似た技としてベジータの必殺技「ギャリック砲」も存在し、「かめはめ波」を見たベジータが「そっくりだ」と驚くシーンもあった。
そんな人気技の最も印象的なシーンといえば、セルとの戦いに決着をつける瞬間だろう。セルが「かめはめ波」で太陽系ごと地球を消し飛ばそうとしたとき、片腕を負傷しながらも悟飯は同じ技によって応戦。そして技を撃った瞬間、背後には死んだ父親である悟空が「かめはめ波」を撃つポーズが。親子二代による合体技とも言えるその一撃によって、見事セルは撃破された。次世代の物語の到来を予感させる、作中でも屈指の名シーンだ。
今回のランキングトップ３は、以上のような結果に。惜しくも上位からは外れたが、亀仙人がピッコロ大魔王に使用した「魔封波」や、「界王拳」「気円斬」といった必殺技も１０位以内にランクインした。『ドラゴンボール』の必殺技は、掛け声もポーズも真似しやすいところが共通点。コミックスを読み返しながら真似すれば、ちょっとしたヒーロー気分を味わえるかもしれない。
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