■第1位は誰もが憧れた最強剣士『るろうに剣心』の緋村剣心

 24.0%の人から支持され、見事第1位に輝いたのは『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』の主人公・緋村剣心だ。『るろうに剣心』は1994年から1999年まで『週刊少年ジャンプ』で連載された和月伸宏氏によるマンガ。明治初期の日本を舞台としながら、「ジャンプで歴史ものは受けない」と言われていた前評判をくつがえし大ヒット作品となっている。何度か実写映画化もされており、ド派手なアクションによってその都度成功を収めてきた。

 そんな人気マンガの主人公・緋村剣心は、左頬にある大きな十字傷がトレードマーク。ふだんは「おろろ」が口癖の穏やかな人柄ながら、幕末に人々から恐れられた伝説の人斬りとしての顔も持っており、町人を助けるために鋭い剣を振るう一騎当千の実力を秘めた、表裏のあるキャラだ。

 とはいえ剣心は作中で“人斬り”として暴れまわるわけではない。むしろ人斬りだった過去を悔い、不殺の信念を貫き通すために峰と刃が逆になった「逆刃刀」を振るっていく。そんな剣心の生き様に、アンケートでは「男として憧れる」「振る舞いがとにかくかっこいい」「最強剣士といえば剣心しかいない」「傘で必殺技を真似してました」と憧れの眼差しを向けるコメントが多く寄せられていた。

 そのほか、4位以下には『ベルセルク』のガッツや、『ソードアート・オンライン』のキリトなどもランクイン。『鬼滅の刃』の主人公・炭治郎の順位は惜しくも6位。今回は30~40代という「ジャンプ黄金世代読者」を対象に調査を行ったためか、往年のジャンプキャラクターが上位を占める結果となった。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
全ての写真を見る