■慈愛に満ちた特別な剣技!?
そして第1位(14.3%)に輝いたのは、主人公・竈門炭治郎が用いた「干天の慈雨(かんてんのじう)。那田蜘蛛山での母蜘蛛との戦いで繰り出した技で、正式名は「水の呼吸・伍ノ型 干天の慈雨」。
那田蜘蛛山では、十二鬼月の下弦の伍・累が集めた鬼の一人である母蜘蛛と、炭治郎&伊之助の戦闘が展開。しかし、次第に追い詰められていく母蜘蛛は、戦いの途中で「死ねば解放される」「楽になれる」という考えに至り、自ら首を差し出す態勢をとる。そのとき「壱ノ型 水面斬り(みなもぎり)」で攻撃しようとしていた炭治郎は、母蜘蛛の考えを察して途中で技を切り替え、「干天の慈雨」を繰り出した。
その「伍ノ型 干天の慈雨」は斬られた者に苦痛を与えない「慈悲の剣撃」と漫画内で説明され、首を斬られた母蜘蛛は「優しい雨にうたれているような感覚」「ただあたたかい……」と感想を述べる。そして最後は炭治郎に「十二鬼月がいるわ 気をつけて…!!」と助言を残し、穏やかな死を迎えた。
この「干天の慈雨」は鬼に対しても心優しい炭治郎にまさにピッタリの技であり、那田蜘蛛山の戦いでの名シーンの1つと言えるだろう。