■使用者のイメージにピッタリ?

 第2位(9.7%)に支持されたのは、水柱・冨岡義勇の技である「水の呼吸・拾壱ノ型 凪(なぎ)」。炭治郎と同じ水の呼吸の使い手である義勇が、十二鬼月の「下弦の伍」累との戦いで繰り出した技だ。

「凪」を使った義勇の間合いでは、十二鬼月の累が操る最硬度の糸はまったく通用せずに瞬時に斬られ、そのまま累は首を落とされた。本来、師である鱗滝の技は拾(じゅう)までしかないため、この「拾壱ノ型 凪」は義勇が編み出したオリジナルの技となる。そのためアニメでは義勇の「拾壱ノ型」という言葉を聞いて、同じ水の呼吸を使う炭治郎が驚く場面もあった。

 アニメでは波ひとつない穏やかな水面の上に義勇が立っているような描写があり、間合いに入った累の血鬼術による糸はすべて無効化。ゆっくりと累のほうに歩き、そのまま首を落とすという義勇の強さだけが際立つ幕切れに。物静かな冨岡義勇を象徴するような「凪」のカッコよさが印象的だった。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5