■『ダイの大冒険』を象徴する奥義
そして第１位（２６.７％）に輝いたのは「アバンストラッシュ」だった。アバン流殺法の奥義で、弟子のダイやヒュンケルに伝授された技。剣を逆手に持ち、斜めに振り上げる独特の攻撃モーションはインパクトがあり、漫画連載当時は傘などを逆手に持って真似をする子どもも多かった。
アバン流の「大地斬」「海波斬」「空裂斬」の３つを極めて使いこなせる技で、ダイは当初「空裂斬」を未習得だったため、不完全な「アバンストラッシュ」しか使えなかった。
また、作中には「アバンストラッシュ」の派生技も登場し、電撃呪文「ライデイン」や「ギガデイン」と組み合わせた「ライデインストラッシュ」「ギガストラッシュ」、複数の「アバンストラッシュ」を繰り出す「アバンストラッシュＸ（クロス）」といった必殺技も誕生。ちなみに『ドラクエ』シリーズのゲームには、派生技「ギガストラッシュ」によく似た名称の「ギガスラッシュ」が存在する。
この技が一番好きという人からは「ダイの大冒険で思い出すのは、やっぱりこの技」（３９歳・男性）、「あの構えを子どもの頃によく真似してた」（４３歳・男性）、「メドローアと迷うけど、やっぱりアバン先生の技だから」（３９歳・男性）などの声が寄せられている。
そのほか４位以降にランクインした技には懐かしい名称が多く、意外にも敵サイドの技がかなり含まれていたのが印象的。『ダイの大冒険』のストーリーでは敵キャラクターの背景もしっかり掘り下げられており、それだけ敵に魅力を感じている人が多かった証かもしれない。
アンケートサイト「ボイスノート」調べ
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