50年ぶりアニメ化『ハクション大魔王2020』も最終回! もう一度見たい「タツノコアニメ」ランキングの画像
画像は「ハクション大魔王2020」Blu-ray Disc BOXより (C)タツノコプロ・読売テレビ
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 1962年に「竜の子プロダクション」として設立され、2013年に「タツノコプロ」に商号を変更し、今なお日本アニメ界を牽引し続けているアニメーションスタジオ「タツノコプロ 」。

『マッハGoGoGo』『科学忍者隊ガッチャマン』『ハクション大魔王』『昆虫物語みなしごハッチ』といった名作を数多く生み出し、最近では『KING OF PRISM(キンプリ)』シリーズなど女性向けアニメも制作し、今年1月に公開された劇場版『KING OF PRISM ALL STARS -プリズムショー☆ベストテン-』は公開1週間で4500万円を超える興収を記録。また今年7月には、タツノコプロが1983年に制作したテレビアニメ『機甲創世記モスピーダ』が新プロジェクト「GENESIS BREAKER」として始動することが発表され、こちらもファンの間で大きな話題を集めた。

 タツノコファンには年明けからうれしいニュースが続く2020年。そこで今回は、過去から現在までの「タツノコアニメ」についてアンケートを実施。公式サイトに掲載されているタツノコアニメの中で、もう一度見たい作品は何か、30代から50代の男性300名を対象に調査を行った。(アンケートサイト「ボイスノート」調べ)

 まず全体の9.6%に支持され第3位となったのは、1970年4月~1971年12月に放送され、1989年にリメイク版も制作された『昆虫物語みなしごハッチ』。同作は、スズメバチの襲撃によって卵の頃に独りぼっちになってしまったミツバチのハッチが主人公。シマコハナバチのおばさんに拾われ末っ子として育てられていたが、ある日、自身の出生の秘密を知り、本当の母親を探す旅に出る。小さなハッチが厳しい自然界の中でたくましく生きていく姿を描き、泣ける名作としても名高い同作。今回のアンケートでも「朝にやっていた再放送を見て泣きながら学校に行った思い出があります」(40歳・男性)、「アニメ名場面を紹介する番組でも必ず上位。最終回のシーンだけ見ても泣かされる」(47歳・男性)、「ハッチがとにかくけなげでかわいい。もう一度見たい感動作です」(39歳・男性)といった意見が寄せられた。

 なお同作でメルヘンジャンルを開拓したタツノコプロだが、虫の世界のシリアスな場面も多く「ハッチが悪役にいじめられる」「他の虫の死に遭遇する」「虫の視点から見た環境破壊をする人間」などショッキングな描写も。そのため「かわいいアニメだったけど、怖かった思い出もある」(39歳・男性)、「描写がところどころ怖かった。今の子どもたちにも教えてあげたい」(49歳・男性)といった声もあった。

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