1989年に発売され、最新鋭の携帯ゲーム機として一世を風靡した「ゲームボーイ」。“持ち運べるファミコン”として瞬く間に大ヒットし、後に「ゲームボーイカラー」や「ゲームボーイアドバンス」といった後継機も続々と展開された。
そんなゲームボーイも今年で発売開始から31周年を迎えたが、数十年の月日がたった今でも初めてゲームボーイを手にしたときのワクワク感を忘れられない人も多いはず。特にロールプレイングゲームに名作が多く、今年の8月にスクウェア・エニックスはゲームボーイの『サガ』シリーズ3本を収録した『Sa・Ga COLLECTION』をNintendo Switch用に発売すると発表し、SNSなどで大きな話題を集めた。
そこで今回は、ゲームボーイ世代と思われる30代から40代の男性300名を対象にアンケートを実施。ゲームボーイのソフトで「一番好きだったRPG」について調査を行った。(アンケートサイト「ボイスノート」調べ)
■第3位は『ドラクエ6』テリーを主人公にした名作
まず8.3%の票を獲得し、第3位にランクインしたのは『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』。ゲームボーイでは後期となる1998年9月25日にエニックス(現スクウェア・エニックス)から発売。『ドラゴンクエスト』シリーズ初の携帯ゲーム機用ソフトで、『ドラゴンクエスト6 幻の大地』のテリーがモンスターを育てながら冒険をする“育成RPG”だ。
ゲームの舞台は、不思議な世界“タイジュの国”。少年・テリーはある晩、何者かの手によって姉・ミレーユを連れ去られてしまう。そこでテリーは目の前に現れた精霊・わたぼうの導きにより、モンスターマスターたちの祭典“星降りの大会”が開催されるタイジュの国へ。星降りの大会に優勝すると「どんな願いでも叶う」という言い伝えを聞いたテリーは、ミレーユを助けるために最強のモンスターマスターを目指して冒険の旅へと向かうのだった……。
「ドラゴンクエストモンスターズ」シリーズの第1作目であり、モンスターを仲間にする仕様や雄と雌のモンスターを“配合”して新しいモンスターを作るシステムが取り入れられた同作。従来のドラクエファンだけでなく、育成シミュレーションが好きな新規ファンも参入したことで一躍人気に。現在ではスマートフォンアプリとして、新たなモンスターなどが追加された『テリーのワンダーランドSP』も配信されている。今回のアンケート結果は、根強い人気の高さを証明するものだと言えるだろう。