■VRゴーグルで見た「もう一つの秋葉原」

 先日、「ComicVket1」という同人誌即売会の開催記念番組に出演した。今年は毎年おなじみのコミケもない中で、秋葉原で同人即売会を行うというものだった。しかし、これがただの秋葉原ではなく、なんと「バーチャル秋葉原」なのだ!

 株式会社HIKKYさんが主催の企画で、地図情報の調査・制作・販売を行う株式会社ゼンリンさんの3D都市モデルデータを元に、秋葉原の街並みを制作したそうだ。CGで街を再現! というのはなんとなくイメージは出来たが、VRゴーグルを装着して降り立った「もう一つの秋葉原」は想像以上の完成度だった。

 私も3Dキャラクターのモデリングをお借りしてバーチャル秋葉原に入らせてもらった。視界はもう、Google MAPのストリートビュー!!(褒め言葉!!)

 入ったキャラクターの視線になるわけだが、おそらく一般女性の身長だったので実際に見たことがある景色にとても近いものだった。建物や道路の形はもちろん、実在する飲食店や家電量販店など60もの店舗が協力していて、その並びに一気に親しみが沸いた。

 気持ちよく晴れた秋葉原のメインストリートには大きなゲートが掲げられお祭りムード。『ラブライブ!』のアニメ内で、ハロウィンイベントが行われたとき……そして劇場版で「SUNNY DAY SONG」をみんなで歌ったあの景色と、そそそそそそっくりではないか!! バーチャル秋葉原でこんなに『ラブライブ!』を感じられるなんて……! みんな見てくれ! 今にもSUNNY DAY SONGが聞こえてきそうだ!! と叫びたいところだったが、ぐっとこらえて番組の打ち合わせに集中した。

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