秋葉原に行ったことがあるだろうか? アニメオタクの自分としてはそれはもう憧れの土地であり、オタクの住みたい街ランキングトップ3の常連になっているであろう秋葉原! オタクとしては、毎週通いつめ「アキバ?庭ですよw」とカジュアルに言いきれるほどの秋葉原博士を名乗りたいものだが、田舎育ちの私にとっては上京するまで未開の地であった。
それまでの秋葉原のイメージは、関東ローカルのCMだった「サトームセン」の歌くらいだ。「♪アナタの近所の秋葉原~サトームセン」。いや、秋葉原全然近所じゃないが! と当時はツッコミを入れていたものの、今考えれば「アナタの最寄のサトームセンにお越しいただけますと秋葉原に来たと同様の満足度ですよ、実質秋葉原ですよ、アナタの最寄りのサトームセンはアナタの最寄の秋葉原なのです……」という意味だったのかもしれない。深い……。ジャガーたちが軽快に踊る秋葉原……。
今も耳に残ってる子どもの頃のCMソングにはだいたい秋葉原が歌詞に登場するのだ。石丸電気のCMソングにも秋葉原は出てくるし、オノデンのCMにも出てくる。電気のことなら秋葉原、電気いろいろ秋葉原、でっかい電気は秋葉原、電気の世界をかけめぐる秋葉原……! この秋葉原CMソング集をまだ首がすわる前から聞いていたのだから、学校の校歌よりはるかに染み込んでいて時々歌いたくなるのも無理はない。ちなみにその後、アニソンイベントで串田アキラさんとご一緒した際、なんと一緒にサトームセンの歌を歌う機会があったのだ! さまざまな方とコラボ歌唱させていただいた声優歴の中でも、とてもうれしく非常に思い出深い感動のステージだった。