■ブームを巻き起こした金字塔
第1位(23.5%)に輝いたのは、谷川流氏のラノベが原作の『涼宮ハルヒの憂鬱』。2006年と09年の2回にわたってテレビアニメ化され、10年には劇場アニメ『涼宮ハルヒの消失』が公開。当時、深夜アニメとは思えないクオリティの作品に仕上げ、京都アニメーションの知名度を一気に上げた作品だ。
平凡な男子高校生・キョンが主人公で、エキセントリックなヒロイン・涼宮ハルヒが団長を務めるSOS団の活動を中心に描いた学園ストーリー。とはいえ宇宙人や超能力者、未来人などが絡んでくるためSF的な要素がおおいに含まれる。
楽曲『ハレ晴レユカイ』で登場キャラがダンスするエンディングの映像が反響を呼び、動画投稿サイトで踊りを披露する人が続出したり、ほぼ同じ話を2か月にわたって繰り返す伝説のループモノ「エンドレスエイト」のエピソードが物議を醸すなど、さまざまなカタチで話題を提供してきた伝説的なアニメ。この頃「ハルヒブーム」といった言葉が生まれるほどだった。
またアニメ放送から10年以上たった今年4月には同作で声優を務めた平野綾、杉田智和、白石稔らが自宅で「ハレ晴レユカイ」をダンスする動画を投稿。8月には9年半ぶりとなる最新刊『涼宮ハルヒの直観』が11月25日に発売されることも話題となり、SNSのトレンド入り。テレビアニメの放送からこれだけ月日がたっても『ハルヒ』は根強い人気があることを示した。
そして4位以下にも京アニを代表する傑作アニメの数々がランクイン。まだ未視聴の作品があるならぜひ見ておきたい名作ばかりなので、興味がある方はそちらもチェックしよう!
(ふたまん編集部)