■アムロとシャアが首位を争う結果に
続いて第2位にランクインしたのは、古谷徹(67)が声優を務める『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイ(14.0%)。全シリーズ通して一番の“著名主人公”といえるアムロは、同作品を見たことない人ですら認知しているほど、声やセリフが広く知れわたっている。「親父にもぶたれたことないのに」や「アムロ行きまーす!」など、文字を見ただけで“脳内”で瞬時に古谷の声が再生されるといった人も多いのではないだろうか。
多くのキャラクターたちが名を連ねる『ガンダム』シリーズの中でもアムロの人気は根強く、得票数は全体の14.0%。やはり『ガンダム』=アムロと考える人も多いようで、「アムロ以上の主人公はいまだ存在しないと思う。あの声はまさにガンダムを象徴する素晴らしい声」(45歳・男性)、「古谷さんの声だからこそ、ガンダムは成功したんじゃないでしょうか」(42歳・男性)などのコメントが寄せられていた。
そしてアムロに競り勝ち、16.3%の得票率で第1位に輝いたのは、池田秀一が声優を務めたシャア・アズナブル(本名:キャスバル・レム・ダイクン)。“赤い彗星”の異名を持つシャアは、アムロ・レイと並ぶ『ガンダム』シリーズの最重要人物で、エドワウ・マス、クワトロ・バジーナなどの偽名で他作品にも登場した。
「認めたくないものだな、自分自身の若さゆえの過ちというものを」「戦いとは、常に二手三手先を読んで行うものだ」「坊やだからさ」など名ゼリフも多く、池田秀一のクールな声も相まってファンから絶大な支持を得ているキャラクターだ。やはり、「池田さんの唯一無二のキャラ!震えるほど声がかっこいい!」(35歳・男性)、「シャアが出てくるだけで空気が変わり、しゃべるだけで場を支配する」(38歳・男性)、「アムロには申し訳ないけど、シャアの声やキャラクターはシリーズ通しても1位だと思う。あのカリスマ性やイケボは他の追随を許さない」(40歳・男性)といった回答が多く見られた。
今回は紹介しきれなかったが第4位には保志総一郎が声を務めた『機動戦士ガンダムSEED』のキラ・ヤマトがランクイン。2006年に肺がんで亡くなった鈴置洋孝さんが声優を務めたブライト・ノアにも多くの票が集まり、第5位にランクインした。