■過去に赤塚不二夫作品にも出演!

 この「ワンダ」の新CMで『進撃の巨人』キャラとなったYOSHIKIだが、実はYOSHIKIがアニメキャラ化されるのはこれが初めてではない。2018年放送のアニメ『深夜!天才バカボン』(テレビ東京系)にサプライズ出演したことを覚えているだろうか。

『深夜!天才バカボン』は、言わずとしれた赤塚不二夫氏の大人気ギャグ作品。その第1話でX JAPANの復活のニュースを知ったバカボンのパパが「ワシも入りたかったのだ!」とX JAPANへの加入を訴える場面がある。するとバカボンのパパはおもむろに電話をかけ、その電話に出たのはプールサイドでくつろぐYOSHIKIという“超展開”だった。

 第1話のYOSHIKIの声は、本人ではなく声優の三木眞一郎のものだったが、『バカボン』の最終話で再びYOSHIKIが登場すると、なんとその声はYOSHIKI本人が担当。「第1話ではすいませんでした。最終回、頑張って下さい」と優しく語りかける“粋な演出”でファンを驚かせた。

 深夜放送のギャグアニメに世界的なカリスマミュージシャンのYOSHIKIが登場したことにネットは大騒ぎになったが、2014年に公開されたアニメ映画『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』に楽曲を提供したときにYOSHIKIは「僕は本当にアニメが大好きなので、それはぜひやらせて頂きたいと受けさせて頂きました」と、アニメ主題歌を引き受けた理由を明言。

 また、昨年「京都アニメーション」を襲った痛ましい放火事件が起こった際も、YOSHIKIは「自分としても世界の宝である日本のアニメーション、そしてその文化の発展に貢献したいといつも思っています。家族を失ってしまった方達の痛みを考えると、本当に心が痛みます」とアニメ文化に対する想いを表明し、いち早く寄付を行っている。

 YOSHIKIのアニメに対する意外に感じるほどの懐の深さは、アニメという日本を代表するカルチャーに対する愛がなせる業なのかもしれない。

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