■少年の心をわしづかみした「勇者シリーズ」の主人公
次なる作品は、『勇者王ガオガイガー』の主人公である獅子王凱。クールな飛影とは打って変わって、凱は“正義と勇気”にあふれた熱血漢なキャラクター。物語の舞台は2005年の地球。機界生命体ゾンダーが地球侵攻を始めたそのとき、地球防衛勇者隊GGGの鉄の巨神ガオガイガーが姿を現し、獅子王凱の戦いの火ぶたが切られる――。
獅子王凱は過去にスペースシャトル・スピリット号の事故によって瀕死の重傷を負い、その後全身の90%を機械化されてサイボーグになった経緯を持つ一風変わった主人公。しかし自身の危険を顧みずに信念を貫く姿勢や、サイボーグであることを苦悩しない姿が勇気を与えてくれます。また勇ましく戦う主人公らしい姿も魅力的で、ロボットに乗り込む際に放つ「フュージョン!」という叫び声や、必殺技「ヘルアンドヘブン」「ハンマーヘルアンドヘブン」での詠唱や叫び声も凱のカッコよさの一つ。檜山の甲高い声質と凱のキャラクターが見事にマッチした、まさに“王道ロボットアニメ”と言える作品です。
■強者ぞろいの『名探偵コナン』で最強の戦闘力を誇るキャラ!
最後は檜山が演じるキャラクターで今最も人気が高い、アニメ『名探偵コナン』の京極真。同作に登場する毛利蘭の親友・鈴木園子の彼氏であり、京極は作中の“最強キャラ”に位置づけされてます。テレビアニメには1999年から登場しているレギュラーキャラクターですが、“日本に空手で自分よりも強いものはいない”ということで海外へ武者修行に出ている設定。そのため登場頻度は少なめですが、園子に危機が迫ると日本に飛んで帰ってくるほど“深い愛”を持ち合わせた性格。素手で石柱をへし折ったり、四方八方から撃たれるBB弾をすべてつかみとったりと人間離れしてますが、この無骨で硬派な京極の声を演じる檜山さんがかっこいいんです。
そんな京極は、昨年公開された劇場アニメ『名探偵コナン 紺青の拳』でキーパーソンに抜擢。劇場で聞いてたちまち京極のファンになった人も多かったはず。
そのほか『げんしけん』斑目晴信役や、『Yes!プリキュア5』のギリンマ役、『天元突破グレンラガン』ヴィラル役、『キリラキル』猿投山渦役、『SHIROBAKO』木下監督役などなど、幅広い役を務める檜山修之さん。これからも男女問わず魂に響く声を聞かせてほしい。
(ふたまん+編集部)