■「ドラクエ」と「FF」の間に割って入った作品は!?
続いて第4位(8%)に支持されたのは、『ファイナルファンタジー3』(スクウェア/1990年発売)。FFシリーズとして初のミリオンヒット(140万本)となった作品。いつでもジョブチェンジできるカスタマイズ性の高いゲームシステムや「召喚魔法」などが導入され、その後のFFシリーズの定番となる多くの要素を生み出した作品でもある。
なお、ラスボス前に存在する超長いダンジョン内にはセーブポイントがなく、なんとかダンジョンを突破したところでボスに敗れてやり直し……という苦い記憶のある人も多いのでは?
第3位(8.5%)にランクインしたのは、『ドラクエ』でも『FF』シリーズでもなく『桃太郎伝説』(ハドソン/1987年発売)だった。当時『週刊少年ジャンプ』の「ジャンプ放送局」のコーナーを担当していた、さくまあきら氏が監督を担当。ストーリーやキャラクター、世界観などは、おとぎ話の「桃太郎」がモチーフになっている。しかし、敵の名前や会話シーンには、思わずニヤリとさせられるギャグやユーモアがギッシリ詰まっていた。
ゲームのプレイ時間によって桃太郎の年齢が増えていき、ステータス画面の見た目も変化。8歳以下なら銭湯の女湯に入れる……という小ネタも。ちなみにのちに大ヒットシリーズとなる『桃太郎電鉄』は、この『桃太郎伝説』からの派生作品だ。
■今でも人気のキャラが多数登場する傑作!
第2位(10%)には『ドラゴンクエスト4 導かれし者たち』(エニックス/1990年発売)がランクイン。ドラクエ1から3までが「ロトシリーズ」、この4は「天空シリーズ」の第1弾と位置づけられている。これまでのシリーズと違って、オムニバス形式でストーリーが進行。各章ごとに異なるキャラクターを中心に物語が展開し、第5章で勇者である主人公のもとにみんなが集結するという流れになっていた。ちなみに勇者以外の“導かれし者たち”とは、ライアン、アリーナ、クリフト、ブライ、トルネコ、マーニャ、ミネアの7人のこと。
また、同作では「AI戦闘」が採用されており、「みんながんばれ」「ガンガンいこうぜ」「いのちだいじに」などの指示を出すと、仲間たちはオートで戦闘。しかし、お世辞にも賢いとは言えないAIだったので、ボス戦では効果のない即死呪文を使う某神官に悩まされた人も多いはず……。