■平成ガンダムのキャラクターが大健闘!

 第2位(8.5%)に支持されたのは『機動戦士ガンダムSEED』『SEED DESTINY』に登場するラクス・クライン。トップ5の中で唯一平成に放送されたガンダムシリーズからランクインした。プラントの最高評議会議長の一人娘というお嬢様で、平和を訴える歌姫として国民から絶大な人気を得ていた女の子。ラクスに関してはひときわ目を引く桃色のロングヘアと水色の瞳が印象的な美少女で、そのビジュアルが何より好きという人も多いことだろう。

 ふだんはおっとりとした性格ながらも行動力があり、戦争を止めたいと願うキラ・ヤマトの考えに共感すると反逆罪に問われることを覚悟しながら、キラに新兵器フリーダムガンダムを託すような大胆な行動も見せた。ちなみにラクスはもともとアスラン・ザラの婚約者だったが次第にキラに引かれていき、アスランのほうもカガリ・ユラ・アスハのことを意識するように。作中ではいつのまにか婚約関係は自然消滅していた。

 ちなみにラクスと言えば声優・田中理恵の代表的な役柄としても有名。SNSではたびたびコスプレなども披露しているサービス精神旺盛な方で、作中で歌姫として披露する彼女の歌声に癒やされた人も多いはず。

 そして第1位(18%)に輝いたのは、『機動戦士ガンダム』に登場するセイラ・マスだった。本名は「アルテイシア・ソム・ダイクン」で、シャア・アズナブル(キャスバル・レム・ダイクン)の実の妹。兄とは違ってザビ家への復讐心などなかったが、高貴なる血筋を思わせる気高い気質の持ち主。自分勝手なカイ・シデンに対し、「軟弱者!」と平手打ちした有名なシーンはそれを象徴している。また兄であるシャアの動向を探るために、勝手にガンダムに乗りこむような大胆な行動力を見せる場面もあった。

 そしてセイラを代表する名言といえば「あなたならできるわ」というセリフ。これは出撃するアムロを勇気づける場面での言葉だが、ほかにもセイラは通信オペレーターとしてホワイトベース隊の出撃時に、さまざまな励ましの言葉を贈っている。故・井上瑤さんの柔らかな声色とセイラの優しいイメージがとてもマッチしていたのが印象的だった。

 セミロングの金髪にブルーの瞳の美貌。それに加えてあの気品ある言葉遣いのセイラのことは、何歳になっても思わず「セイラさん」と“さん”づけで呼んでしまう人も多いのでは?

 今回のランキングでは、トップ5の中にファーストガンダムのキャラが3人もランクインする、さすがの人気ぶり。アンケートを実施した年代による影響も大きいはずだが、そんな中で2位に入ったラクス・クラインはさすがと言えるだろう。6位以下のランキングには、平成以降に放送されたガンダム作品のキャラクターも入っているので、気になる方は全ランキング結果も参照してみてほしい。

(ふたまん編集部)

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