■ジャンプ漫画に名グルメシーンあり
第５位にランクインしたのは『ＮＡＲＵＴＯ』の「チョウジが食べる最後の一枚の焼き肉」です。
個人的に好きな第十班（アスマ班）が仲良さげに焼き肉を食べているのが実に美味しそう！ シカマルの中忍昇格を祝っての焼肉屋での「最後のひと口！ これがしめくくりであり味わうべき最も価値のある肉になるのだ！ 何人たりとも、この最後のひと口は渡さない！」というチョウジのセリフ。食べてばっかりで忍者として大丈夫か？ というこのセリフは、実は後のチョウジの活躍への伏線にもなっていてすごく良いシーンです！ なんと、あの、岐阜県住みます芸人の三ツ星ジョージも、このシーンを大絶賛していました。
第４位は『こち亀』の「日暮が寝るための儀式」です。全２００巻もあれば食事シーンもかなりあって、思い出すシーンも人それぞれあると思います。その中でも、あの４年に１回しか登場しないキャラ日暮巡査が４回目に登場した回で、たまっていた難事件を予知能力で次々とかたづけて、再び４年の眠りにつく前に、天丼１０人前、うな丼１０人前、焼肉２０人前、寿司１０人前、熊が冬眠に入る前のように「４年分の食料」をすごい勢いで食べます！
第３位は『Ｄｒ.ＳＴＯＮＥ』の「拉麺（ラーメン）」です。ある日、世界中の人類が石化してしまい、約３７００年後に目覚めた主人公たちがストーンワールドでゼロから文明を作るストーリー。原始時代の様な世界なので、食料が毎日毎日焼き魚で飽き飽きしている一つの村があり、その村人たちを人心掌握する為に主人公の千空がとった作戦は「世界一旨い料理を食べさせること」それが穀物でもある猫じゃらしを使って作った麺に、鶏ガラや魚介で出汁をとったスープのラーメン。「３７００年振りに食べるラーメン」がどれほどうまいか……!!
コロナの影響で約３か月外食が出来ませんでしたが、僕は自粛が解けたら必ず最初に食べようと決めていたものがありました。それが「天下一品のこってりラーメン」でした。あの濃いラーメンを３か月振りにおもいっきりすすりたい！ そして実際、自粛が解けて久しぶりにこってりをすすったときは、気を失いそうになるぐらいうまかったです！（笑）この漫画ではそれが「３７００年振り」の感動として表現されてるんです。
第２位は『バキ』の「オリバのステーキ」です。これも殿堂入りギリギリの作品ですが（笑）。
バキはとにかく食事シーンがうまそうすぎる！ ということでたびたび語られる名作。受刑者でありながら、自由に刑務所を出入りすることを許されている、アンチェイン「ビスケット・オリバ」。体を散弾銃で撃ちまくられ（それでもしとめられない）、その後に刑務所内の個室で傷ついた体を快復させるため、大量のステーキを運ばせてワインと一緒に食べるんですが、そのステーキがめちゃくちゃうまそう……!! 絵から肉の焼ける音と、香ばしい匂いが確実にしてきます！
板垣先生にはいつか本格グルメ漫画を描いていただきたい。オリバは肉を食べたあと、数時間前に撃たれた傷がふさがって快復しています。誰か教えてほしいんですが、漫画でたびたびある「大怪我した後に大量にメシを食う」は本当に効果あるんですか!? 教えてください!!（笑）
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