■日本中の少女の夢「プリキュア」も好演!
水樹さんの声が、幅広い層にまで浸透した作品と言えば、2010年放送の『ハートキャッチプリキュア!』かもしれません。水樹さんは同作の主人公である“キュアブロッサム”こと花咲つぼみ役を好演。14歳の女の子を演じる水樹さんの「大地に咲く一輪の花……キュアブロッサム!」という変身時の決めゼリフは、多くの女の子たちがマネしたことでしょう。
つぼみは謙虚で引っこみ思案な女の子。つねに敬語で話すきまじめな性格ですが、転校を機にそんな自分を変えたいと願っていました。そんなつぼみは、誰にでもフレンドリーで強引すぎるクラスメイト・来海えりか(のちのキュアマリン)と知り合い、振り回されるうちに親友になっていきます。
つぼみはプリキュアに変身しても基本的な性格はそのままですが、敵がひどいことをしたときには「堪忍袋の緒が切れました!」と、ふだんよりも強めの言葉で宣言。水樹さんの凛とした声の演技が見事にハマっていたのが印象的でした。