■スーツアクターに憧れた、少年・しいはしの思い出

 昔からスーツアクターが好き!って文化はありました。小学6年生だった僕が後楽園ゆうえんち野外劇場に通っていた当時、大人のオタクのお兄ちゃんと仲良くなり、そこからいろんなオタクお兄ちゃんお姉ちゃんを紹介してもらって、いろいろ教えてもらいました。JACメンバーの出待ち入り待ちをしてサインをもらったり、一眼レフで撮った写真をたくさん見せてもらったり、「今日のレッドはきっと◯◯さんじゃなくて◯◯さんだよ」「なんで知ってるんですか?」「さっき出待ちしてたときにいたからね。◯◯さんは来ないし、おそらく◯◯さんが代役で来たんじゃないかな」など、誰がどれに入ってるか教えてもらったり。

 はたから見たら大人に子どもが混じって異様な光景だったと思います(笑)。しかし本当に周りに理解されなかった。ただでさえ戦隊、仮面ライダーが好きっていうと馬鹿にされる対象だったんで、スーツアクターに関しては「何?」「意味が分かんない」「中おっさんだろ」とか、悲しいですがそんなレベルでした。子どもだった僕には、うまく伝えられる言葉も知識もなかったからただただ悔しかったです。そんな僕からすると、『電王』のイベントで、高岩さんがポーズ決めて、会場から大きな歓声が上がるたびにガッツポーズでした。

 ここまで書いた話はあくまでも僕の視点から見た歴史や感じたことなので、もっともっと深く関わってきた方からしたら違う意見も沢山あると思います。「スーツアクター」という言葉ひとつにいろんな思いがあるってことだけを、知らない方に知ってもらいたいなーって、しいはしの余計なお世話で書きました。ありがとうございました。あ、真面目にツラツラ描きすぎましたね、えっと、ボケなきゃ、えーっとですね、あ! 文字数が!! もう入らない!! ヤバい!! くそー!! またねーーーーー!!!!!!

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