■第3位はハイジたちを守る大型犬・ヨーゼフ
第3位(8.5%)は、「カルピスまんが劇場」第6作『アルプスの少女ハイジ』より、セントバーナード犬のヨーゼフ。ハイジの親代わりであるアルムおんじが飼っている犬で、いつも昼寝ばかりしている不愛想な性格だが、いざというときは非常に頼りになる忠犬だ。
それを象徴するのが第4話「もう一人の家族」。ハイジがケガをしていたひな鳥のピッチーを世話したところ快復して飛べるようになったのだが、ピッチーは誤って湯を沸かしているたき火のほうへ飛んで行ってしまう。
しかし、火に飛び込む寸前にヨーゼフが飛び出し、ピッチーを思い切り頬張ったのだ。食べたと勘違いして思わず泣き出してしまうハイジだったが、実際は口のなかにかくまっただけで、ヨーゼフはピッチーの窮地を救った、というエピソードだ。
なお、宮崎作品では『魔女の宅急便』に登場する黒猫の“ジジ”も、8位に選ばれている。細かな動きにこだわりがあるジブリの動物キャラは、やはり魅力的に映るのだろう。
また『アルプスの少女ハイジ』と同じく「世界名作劇場」シリーズのペットは人気が高く、『あらいぐまラスカル』のラスカル、『フランダースの犬』のパトラッシュなどが40代を中心に票を集めた。
続いて第2位(12.5%)に選ばれたのは『サザエさん』のタマ。もはや説明不要の、日本一有名なネコだろう。サザエさんのOPアニメで、果物の中から茶碗を開けるように飛び出し、腰を左右に振っている姿はあまりにも有名だ。“真っ白な身体”“大きな鈴”“赤いリボン”という特徴は、一度見れば忘れることはないだろう。磯野家の一員として大事に扱われていて、タマを主役にしたエピソードが放送されることも珍しくない。