■圧倒的な支持を集めた「白い悪魔」
そして圧倒的な第1位(31.5%)に輝いたのは、そのシャアですら「連邦軍のモビルスーツは化け物か」と評したモビルスーツ「ガンダム」だった。アニメ『機動戦士ガンダム』の主人公アムロ・レイが搭乗したモビルスーツで、白・赤・青のトリコロールカラーが印象的な、高い性能を持つ試作機の1機。戦艦の主砲並みの威力を持つビームライフルや、ビームの刀身を出すビームサーベルを携行し、ザクのマシンガンを食らってもビクともしない驚異的な耐久力を誇る。
そんな強力なモビルスーツに乗るアムロが、ニュータイプとしての才能を開花させていったことで手がつけられなくなり、ジオン軍の兵士からは「連邦の白いヤツ」と恐れられるように。また、セガサターン用のゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望』の中で、アムロの乗るガンダムを見たアナベル・ガトーが「連邦の白い悪魔」と呼んだことで、その呼び名がファンの間でも広まった。
そんなワケで『機動戦士ガンダム』の機体が、“ワンツーフィニッシュ”という結果に。主役機ではない敵軍の量産機「ザクII」が2位だったのは少々意外にも感じたが、やはりロボットアニメ史における『機動戦士ガンダム』の影響力のすごさを象徴した結果なのかも。ちなみに6位以降のランキングにも、「νガンダム」や「Zガンダム」といった歴代ガンダムシリーズの主役機が名前を連ね、多くの支持を集めていた。
そしてνガンダムと並ぶ7位にランクインしたのは、今回のランキング内では比較的新しめのロボットアニメ『交響詩篇エウレカセブン』(2005年放送開始)に登場する「ニルヴァーシュ」。また、今年アニメの最新作が公開された『魔神英雄伝ワタル』の「龍神丸」も9位と健闘していたのが印象的だった。
(ふたまん編集部)
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