ロックバンド、ザ・コレクターズの古市コータロー（５５）が４月１８日、自身のツイッターを更新。４月１２日に亡くなった声優の藤原啓治さんとのツーショット写真を投稿し、「啓治…！さびしいじゃんかよ。でも、またな！何度うまれかわっても俺たちは出会い夢を語り走ってるはずさ。俺とお前、お前と俺だもんな。だから、さよならは言わない。啓治…またな！！」とコメントを投稿した。
「双方のファン以外にあまり知られていない話ですが、古市さんと藤原さんは高校時代にバンドメイトだったんです。古市さんがギター、ボーカルが藤原さんという夢のようなバンドです。このときの貴重な写真を古市さんが自身のインスタグラムに投稿していました」（音楽誌ライター）
古市は２０１３年４月９日に「芸術バンド ピカソの写真発掘」とのコメントとともにインスタグラムに写真を投稿。ボーカルの藤原さんは忌野清志郎（故人）を彷彿とさせるメイクと大きなイヤリングが印象的な格好をしている。２００９年６月１日のプロサウンドコミュニケーションズジャパンのサイトで古市が連載しているコラムによると、藤原さんと組んでいた高校時代のバンドについて「再結成ブームにのって高校生の時に彼とやっていたバンドを再始動させようかな」と言及していた。
「実際に再結成は叶わなかったようですが、２人が仕事で共演する機会はありました。藤原さんがマース・ヒューズ役を務めたアニメ『鋼の錬金術師』で、２００５年にヒューズがキャラソンＣＤを出すことになったんですが、ＣＤに収録された『そして今日も世界は』と『ＡＮＧＥＬ ＨＥＡＲＴ』の２曲で古市さんがギターソロを担当したんです。古市さんは２００５年のコラムで、“ギターソロをよろしくということで弾いてきました。彼とは高校の時バンドをやっていたので変則再結成である”と振り返っていました」（前同）
また、藤原さんが野原ひろし役を担当した国民的アニメ『クレヨンしんちゃん』でも古市との縁があったという。
「実はひろしの妻・野原みさえには“ザ・コレクターズのファン”という設定があるんです。原作コミックではみさえが部屋でコレクターズのＣＤを聞いたり、古市コータローさんにときめいたりする場面があります。ここでも古市コータローと藤原啓治さんの関わりがあるなんて不思議な縁ですよね」（アニメ誌ライター）
多くのファンに悲しみを与えた藤原さんの訃報。４月１８日に放送された『クレヨンしんちゃん』では番組ラストに「ご冥福を心からお祈りいたします」というテロップが表示され、「しんのすけー！」と呼ぶ藤原さんの野原ひろしの声が流れた。
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