仮面ライダーゼロノス・中村優一、鎧武・佐野岳ら特撮俳優がSNSで応援「ヒーローが子供達を元気に」に感謝の声の画像
画像は中村優一のツイッターアカウント「@NvKknpbmkIbDg6m」より

 ツイッターで「#ヒーローが子供達を元気にする」というハッシュタグが大きな話題となっている。新型コロナウイルスに暗く沈む現代社会に、『仮面ライダー』や『スーパー戦隊』などの特撮ヒーロー番組に出演した俳優たちが、それぞれ励ましのエールを送る運動を始めたのだ。

 運動のきっかけを作ったのは、2007年に『仮面ライダー電王』で、桜井侑斗/仮面ライダーゼロノスを演じた中村優一(32)。中村は、4月7日に自身のツイッターを更新し、「子どもたちへ。さいしょにいっておく、おれはかーなーりつよい」、「デネブいくぞ。おれたちがみんなをまもる。 桜井侑斗より」と、ゼロノスとその相棒・デネブの写真を添えてツイート。フォロワーを通して瞬く間に拡散され、「ゼロノスありがとう!」、「この言葉だけでも泣ける」、「みんなで頑張ろう!」と、多くの反響が寄せられた。

 さらに、『仮面ライダーディケイド』で主人公・門矢士(かどやつかさ)/仮面ライダーディケイドを演じた井上正大(31)は、中村から直接LINEで連絡を受け、この運動に参加。4月7日にツイッターとYouTube『銀岩塩チャンネル』を更新し、「コロナへ。お前ら目に見えない脅威は、俺達が破壊する。自粛という世界全体が一丸となって、お前達の感染力を根絶する。俺か? 通りすがりのいち民間人だ。覚えておけ」と、文章と動画でそれぞれ投稿した。

『仮面ライダーディケイド』は、“世界の破壊者”の異名を持つ士(井上)が、悪役の理不尽な主張を否定し、「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ!」という決めセリフで締めるのが様式美の作品。また、その際に毎回同じBGMが流れることから、一連の場面をBGM込みで“説教タイム”と称するファンも多い。

 YouTube版は実際にディケイドに似せたBGMを流しながら口上を述べており、さらに中国語字幕バージョンも投稿されている。YouTubeやツイッターには大きな反響が寄せられ、「ディケイドならやってくれる!」、「さすが世界の破壊者」、「全てを破壊し、全て(日本と世界)をつなげ!」、「かっこよすぎる! おのれディケイド!」という声や、中国語によるコメントが相次いだ。

 2大ヒーローの行動が呼び水となり、多くの特撮俳優たちも運動に参戦。2017年放送の『仮面ライダーエグゼイド』で、主人公で小児科医の宝生永夢/仮面ライダーエグゼイドを演じた飯島寛騎(23)は、「大人でも子供でも命の危険に変わりはありません。患者を笑顔を守りたい、感染していなくても普段の心がけが大切」、「運命を変えていくのは君たちだよ!」と投稿。仮面ライダーとしてだけでなく、“聖都大学附属病院小児科医”として、エールを送っている。

 そのほか、火野映司・仮面ライダーオーズ役の渡部秀(28)、津上翔一・仮面ライダーアギト役の賀集利樹(41)、天空寺タケル・仮面ライダーゴースト役の西銘俊(22)が参加。『仮面ライダー鎧武』で主人公・葛葉紘汰を演じた佐野岳(28)は4月9日にツイッターとインスタグラムを更新し、小林豊(31)や高杉真宙(23)といった同作のキャストが次々と登場する動画をアップ。「みんながついてる」とメッセージを添えて運動に参戦した。

『スーパー戦隊』からは『忍風戦隊ハリケンジャー』の野乃七海/ハリケンブルー役の長澤奈央(36)、『侍戦隊シンケンジャー』の池波流之介役の相葉裕樹(32)などなど、数えきれないほどの多くのヒーローたちがメッセージを送った。

 運動のきっかけを作った中村優一は、4月9日にインスタグラムを更新し、「ツイッターでは書ききれなかった思い」を投稿。「子供達には笑顔を忘れないでいて欲しいです。明るい未来をみて、希望を持っていてもらいたい」「その為には、一人一人が誰かのヒーローになれたら素敵だなと思いました」と思いを綴った。

  1. 1
  2. 2