■まだまだあるぞ!トルネコの中毒性

 第3章のシナリオ中に出現するモンスターは、戦鬪終了後に落とすアイテムのテーブルが異なっています。

 例えばスライムは本来、「やくそう」しか落としませんが、第3章中は「はがねのつるぎ」を落とすこともあります。残念ながらトルネコははがねのつるぎを装備できませんが、序盤でスライムが落としてくれたらそのままこき使われている武器屋に売りにいき、そのお金で装備を整えれば序盤の金策はだいぶ時間短縮になりますし、後ほどある国からの依頼で、はがねのつるぎとてつのよろいを発注されるのでそのために収集しておく、といった活用法もあります。

HPギリギリながらはがねのつるぎを獲得

 しかもこのドロップ率が高いので、人によっては雑魚敵を倒したドロップアイテム収集が思い出に残っている人も多いでしょう。

 またある国では「防具が足りていない!」という理由で、防具を高く買ってくれる兵士がいます。このときの買値はランダムではありますが、店に売った場合の金額の2倍強の値段で買い取ってくれることもあります。

『ドラクエ4』のアイテムの通常の売値は本来、商品価格の約75%ほどなので、この「転売」を繰り返せばガンガン持ち金が貯まっていきます。(例:例えば1000Gのアイテムであれば本来の売却額は750Gだが、この兵士はたまに1600Gとかで買ってくれる)

 この防具転売だけで第3章をクリアするのはなかなかしんどいですが、このランダム性や単純作業(防具を買う、売りに行くを繰り返すだけ)にハマる人も多いです。

 ちなみに自分の店を持ったあとも大金が必要になるため、お金をためることになるのですが、店番をしてくれるネネの商才は異常で、どんなアイテムも定価の1.5倍ほどの値段で売ってくれます。「はじめからネネに売らせればよかった」などという野暮なことは言わないでください。トルネコ1人で成り上がったからこそ感動できるわけですから。

翌朝までにはキッチリさばいてくれる商才の持ち主

 トルネコより才能があるように思えますが、トルネコは特殊能力としてアイテムを鑑定することができます。モノを見る目があるトルネコと商才のあるネネ、なんともお似合いの夫婦だったんですね。ほっこり。

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