■女性からも人気のスラムダンク!
女性回答者の中で10.5%の人に支持され、第3位となったのは山本鈴美香氏が1973年から1980年まで『週刊マーガレット』(集英社)で連載したテニスマンガ『エースをねらえ!』。名門テニス部に入部した岡ひろみが、宗方コーチの厳しい特訓や部内のいじめを乗り越え一流選手へと成長する姿を描いた同作。1975年に一度は連載を終了するも、アニメ版の超ヒットを受けて第2部を開始。2004年には上戸彩主演でドラマ化もされている。
50代の女性を中心に大きな支持を集め、「スポーツマンガの金字塔だと思います」(56歳・女性)、「岡ひろみ、宗方コーチ、全ての人たちの人格、そして仏教など、他にも教えられることが山ほどあった」(55歳・女性)、「コーチとの関係にときめきました」(50歳・女性)といった意見が寄せられた。
第2位(12.5%)はあだち充氏の野球マンガ『タッチ』(小学館)。高校野球をテーマに、双子の兄・上杉達也が甲子園を目指すという物語で、幼なじみの隣人・浅倉南との青春ラブストーリーも大きな要素として描かれた同作。1981年から1986年まで『週刊少年サンデー』で連載され、1985年から1987年までフジテレビ系でアニメ化され、達也を三ツ矢雄二が、南を日高のり子がそれぞれ声優を務めた。
アニメもたびたび再放送されているため、当時読者ではなかったと思われる30代前半の女性からも投票が多く、「恋愛模様がおもしろかった」(31歳・女性)、「スポ根ではない、さわやかな展開がよかった」(35歳・女性)、「野球だけでなく恋愛要素もあり、読みやすかった」(42歳・女性)といったコメントが目立った。
そして女性部門第1位は、男性部門でも第1位となった井上雄彦氏のバスケマンガ『SLAM DUNK』が16.5%の支持を集め首位に輝いた。
「花道が最後はバスケを大好きになるところ、何度読んでも泣いてしまう」(38歳・女性)、「登場人物が全員ステキ。藤真くんが好きです」(39歳・女性)、「名言が多いマンガ。今でもコマ割りまで覚えてる」(41歳・女性)、「バスケを通してチームが固まる姿。これこそスポーツ漫画の醍醐味だと思う」(42歳・女性)といった声が上がった。
また、女性からの回答では同じく井上氏が車イスバスケを描いたマンガ『リアル』(集英社)への票も目立った。「こんなに奥深いマンガは読んだことがない、早く続きを……!」(42歳・女性)、「彼らの懸命な姿にいつも勇気をもらってます」(38歳・女性)といった意見が寄せられた。
そのほか、女性部門の少数派では勝木光氏による『ベイビーステップ』(講談社)や許斐剛氏による『テニスの王子様』(集英社)、浦沢直樹氏の『Happy!』といったテニスマンガ。ひぐちアサ氏の『おおきく振りかぶって』(講談社)や寺嶋裕二氏の『ダイヤのA』(講談社)といった野球マンガ。ツジトモ氏の『GIANT KILLING』(講談社)や小林有吾氏の『アオアシ』(小学館)といったサッカーマンガへの投票があった。
アンケートサイト「ボイスノート」調べ
https://www.voicenote.jp/