■メディアでも『鬼滅の刃』をアピール
――昨年10月に出演された『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)で、本日も右耳につけている炭次郎のイヤリングが鬼滅ファンの間で話題になりました。グッズはどこで購入されてますか?
炭次郎っぽいこの羽織は夫の佐藤大のただのシャツです(笑) ヒョウ柄ですけど、少し大きくて、襟の部分を中に入れるとちょうど炭次郎に見えますよね。イヤリングは後楽園のジャンプショップで購入しました。でもこのイヤリングは、実はずいぶん前から隙を見つけてつけていて、昨年は『博多華丸のもらい酒みなと旅』(テレビ東京系)や『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)でもつけていたんですよ。でも『タモリ倶楽部』の放送がアニメが大盛り上がりしていた時期だったので、多くの人が見つけてくれたんです。“ガチだ”とか“奴さんは酒の呼吸の使い手だ”なんて、ファンのみなさんに歓迎されてうれしかったですね。
――もともと「週刊少年ジャンプ」の愛読者だという鬼奴さんですが、これまでのジャンプ漫画と『鬼滅の刃』の違いはありますか?
これも炭治郎の話になるんですけど、主人公が主人公らしくないところがとても新鮮なんです。けっしてカッコよくないという意味ではありません。派手で目立つ部分がないんですよ。私の感覚がちょっと古いのかもしれないけど、ジャンプの主人公って、登場が派手だったり、とにかくものすごい力を持っていたり、行動が突飛だったり、主人公としてのキャラ立ちが絶対あるじゃないですか。でも、炭治郎は炭焼きの家に生まれた普通の男の子なんです。
もし学校にいたら、そのほか大勢の中に埋もれてしまうような子なんです。実際、スピンオフ漫画の『中高一貫!!キメツ学園物語』では冨岡義勇さん、伊之助たちのエピソードが中心で、炭治郎のエピソードってものすごく少ないんですよね。そういう普通なところにもまた母性をくすぐられてしまうんです(笑) とにかく魅力的なんですよね。
とはいえ、現在の本誌では鬼との因縁が明かされてきて、今の炭次郎はすごくカッコいい主人公をしています。アニメ放送のずっと先の話なので、未読の人はぜひ原作コミックにも手を伸ばしてほしいですね。2月には最新刊の19巻も発売されますし追いついてほしい!
――では最後に、大好きな『鬼滅の刃』世界に登場できるとしたら、どんなかたちで登場したいですか?
やっぱり「酒柱」として出るしかないんじゃないですかね(笑) 痣が出ても生きながらえた、元柱の1人として。今は引退して、しのぶさんのところで美味しいお酒とツマミを用意しながら、若い隊士たちの帰りを待つという。やっぱり親目線になっちゃいますね(笑)