■お互いへのイメージに会場大爆笑!

 次に、ほかキャストについて新たに気づいたことを聞かれ、三山以外とは初対面だった笹は「自分の中で思い描いていたイメージとの違いがあった」と告白。「秋葉さんはもっとキャピキャピ系の方だと思ってた。“はわわ〜”みたいな」と全身でぶりっ子を表現すると、秋葉は「それで映画出てたらやばいだろ!」とすかさずツッコミ。笹は続けて、「実際は意外と男前というか、兄貴感がある」と秋葉について。なぜそういうイメージを抱いていたのか聞かれると、笹は「女子力が高い見た目をしてるから、かわいい系の身振り手振りの人なのかと思った。“お待たせ〜”って」と手を振るジェスチャーをすると、秋葉は「たまにやるけど」とポツリ。会場から大きな笑いと拍手が巻き起こった。

 また、笹は主演を務める松田について「ふだん何を考えてるのか分からない。斜め45度をじっと見ているときがある」と暴露。これに対し松田は「ぼーっとするのは好きですよ。悟りを開きにいってます」と和やかに答え、インタビューは、終始笑いに包まれるものとなった。

 カメラセッション中も、こっそり身体を触りあったりしてふざけあい、仲のいい様子を見せた4人。最後に、それぞれが作品の魅力を語った。

 松田は同作を「歩く音や風の音の生活音が魅力」だと振り返り、「ケンカしたりとかあるかもしれないけれど、一緒に生きていくことだけですごく大事なことなんだなということを思い起こさせてくれた映画だなと思いますので、ぜひ何度も観ていだければ。またもう一度観るときに、その“音”に注目していただければうれしく思います」とコメント。

 三山は、自身の演じる多井の心境の変化についてに触れつつも、「人って、こういう同時刻で一緒に生きていることって意味があるんだなとか思った映画だったので、生活音も聞き心地もいいですし、映画自体もあたたかいし、笑えるところがあったりする映画なので、機会があったら何回でも観てください」と太鼓判。

 笹は同作のテーマでもある、ゆるやかな日常生活に触れ、「いろいろな人間がいる。この話ってそんなに大きな事件とかも起こらないんですけど、それでも最後まで飽きずに観られる、何度でも観られる映画です」と話した。

 最後に秋葉は、「この映画を撮ったときにですね、撮り終わってからもそうなんですけど、ほんとにすごくあたたかいなと強く感じました。(映画を見た人にも)この映画をまたちょっとでも思い出していただいて、そういう気持ちになっていただけたらうれしいなと思います」と締めくくった。

映画『縁側ラヴァーズ』
キャスト:松田岳 三山凌輝 笹翼、 秋葉友佑 岡野陽一 咲希 温水洋一
監督・脚本:今野恭成
企画:村田亮
プロデューサー:長田安正 菅谷英一 澤田由紀
制作:ユナイテッドエンタテインメント GFA
宣伝・配給:ユナイテッドエンタテインメント

(C)2019「縁側ラヴァーズ」製作委員会

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